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パリ国立歌劇場(バスティーユ)"ランメルモールのルチア Lucia di Lammermoor "(9月7〜10月6日)☆ ライヴ放送(日本時間9/27午前2:30〜)☆ mp3 [ランメルモールのルチア]

 パリでの公演の合間にミラノ(スカラ座でコンサート)、ヴェローナ(Opera on ice)と八面六臂の活躍でしたが、残すところ後一公演、10月1日に再度ご覧になった助六さんがレポートをコメント欄に書いて下さいました。

〔チャンネル削除〕

 エドガルドがルチアの後を追って死ぬ最後の場面 "Tu che a dio spiegasti l'ali,...あなたは昇天の翼をひろげた....." 、パリ公演の写真がほとんどないので、チューリヒの写真も混ぜて動画を作りました。どちらもルチアの亡霊らしきものがいます......(2013.10.3追記)
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◎9月26日ライブより抜粋:

iPhone/iPad:mp3
1幕:庭園の泉のそば
 Sulla tomba che rinserra....
 Verranno a te sull'aure ...二重唱

iPhone/iPad:mp3
2幕:結婚の場
 6重唱 Chi mi frena in tal momento,〜
 Son tue cifre? A me rispondi!

iPhone/iPad:mp3
3幕:嵐の場
 Orrida è questa notte
 Qui del padre ancor respira

iPhone/iPad:mp3
ルチア狂乱の場
 Il dolce suono mi colpì di sua voce!
 Ardor gl'incensi

iPhone/iPad:mp3
先祖の墓の前
 Tombe degli avi miei, l'ultimo avanzo
 Tu che a dio spiegasti l'ali,..





gri_ciofi_lucia2013.jpg
 観客の盛り上がりはかなり凄いです....いつもこんな感じなんでしょうか。特にチョーフィは人気があるんですね。録音だとかなり苦しそうに聞こえますが、それでも破綻なく歌いきるってことは苦しくはないってことでしょうね。グリゴーロは余裕ですが、5年前のチューリヒの歌唱がおとなしく感じられます......Andrei Serbanの演出がかなり暴力的みたいですから、それに合わせているということかな.....(2013.9.28追記)

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◎9月26日の公演が、radio classique でライブ放送されます。
19:30 - : Les concerts en direct Laure Mézan (日本時間:9月27日午前2:30 - )
Lucia di Lammermoor en direct depuis l'Opéra Bastille

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 パリ(バスティーユ)の「ルチア」始まりました。舞台写真とかレビューが見つかれば順次アップします。グリゴーロは劇場デビューですが、パリの観客受けはどうなんでしょう。
 7日の初日と10日の裏キャストをご覧になった助六さんがコメントにレポートを書いてくださいました。いつもありがとうございます。グリゴーロもfacebookに「盛大な拍手で嬉しかった....」と書いているように、観客受けもよかったようです。
gri_ciofi_luci2013_1.jpggri_ciofi_2013_2.jpggri_lucia2013_4.jpg

gri_lucia_2013parigi.jpgレビュー等:
◎Bruno Serrou(音楽ジャーナリスト)のブログ:7 septembre 2013

 「パトリツィア・チョーフィのルチアは素晴らしかった......チョーフィとともに、ヴィットリオ・グリゴーロは、最初の部分の長いウォームアップの後、クリアな音色、輝かしい声、完璧なボーカルライン、そして悲痛な "Tu che a Dio spiegasti l’ali" でクライマックスを締めくくることを可能にする豊かなニュアンスで最後まで自信をもってリードした。」
(いつもの怪しい意訳ですので、違っていたら指摘してください。)


◎Avant Scène Opéra:Lucia di Lammermoor,le 07/09/2013, Chantal Cazaux

◎Forum Opéra:Ouverture de saison triomphale/Jean Michel Pennetier

◎Art Urba :Lundi, 09 Septembre/ Marie Torrès (9/14追加)

◎Premiere:Lucia di Lammermoor - Critiques presse (9/28追加)

◎パリ在住の助六さん:下のコメントに9/7とBキャストの9/10のレポートがあります。
 グリゴーロの部分だけここに...
「....それでグリゴーロは、まあ僕は言うことなし。第一声から魅力的な声色に一発でやられますし、色彩の豊かさ、プロジェクションの力強さ、スタイリッシュな旋律運びと見事なもの。やや強調感が気になる場面もありますが、デュプレが創唱したエドガルド役は古典的ベルカントをすでに超えてるところがあるし、様式の範囲内と考えます。バスティーユの歴代エドガルドの中では95年のアラーニャと並ん一・二頭抜けてますね。ただ3幕の目玉のアリアは半音下げてました。」
 「客は大喜びでブーはゼロ、もちろんチョーフィがトップの大喝采を受けてますが、グリゴーロもそれに続く大喝采を1幕の二重唱から受けてました。3幕の後はもうヤンヤ。エンリーコのテジエ(まあ立派)にも喝采、いがらっぽいダミ声のライモンド役アナスタソフも結構受けてた。」
(2013.9.12追記)


◎パリ在住の助六さん:下のコメントに10月1日のレポートがあります。
 チョーフィ、グリゴーロ共に好評で、とても楽しめた公演だったそうです。「とにかくスタイリッシュな旋律造形と力強さのバランスが最良の状態にある今のグリゴーロでエドガルドを聞けてありがたかったです。表現と音色操作も自在・闊達になってますし。」ということで、来年のスカラ座の公演も期待できそうです。(2013.10.2追記)

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Lucia di Lammermoor (7, 10, 13, 17, 20, 23, 26, 29 sept., 1er, 4, 6, 9 oct.)
Maurizio Benini
Andrei Serban
William Dudley
Guido Levi
Alessandro Di Stefano
Direction musicale
Mise en scène
Décors et costumes
Lumières
Chef de Choeur
Ludovic Tézier (7, 13, 20, 26 sept., 1er oct.) / George Petean Enrico Ashton
Patrizia Ciofi (7, 13, 20, 26 sept., 1er, 6 oct.) / Sonya Yoncheva Lucia
Vittorio Grigolo (7, 13, 20, 26 sept., 1er, 6 oct.) / Michael Fabiano Edgardo di Ravenswood
Alfredo Nigro Arturo Bucklaw
Orlin Anastassov Raimondo Bidebent / (代)Carlo Cigni (9 oct.)
Cornelia Oncioiu Alisa
Eric Huchet Normanno
Orchestre et Choeur de l'Opéra national de Paris
http://www.operadeparis.fr/saison_2013_2014/operas/lucia-di-lammermoor/detail/
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助六

9月7日の表配役初日と10日の裏配役初日を見てきました。

10日は年金改革の反対ストで演出なしの演奏会形式上演になりました。今回の改革には国民全体としてもオペラ座に限っても反対行動はまるで盛り上がってませんが、オペラ座裏方の場合、マイナー労組数人の罷業で舞台がストップしてしまうのはいつもの通り。

表配役はチョーフィがなかなか素晴らしかったです。
すでに02年に喉の故障で全公演キャンセルしたドゥセの代役としてシャトレで仏語版ルチアを歌ったことがあったんですが、10年余を経て別人のようにテクニックも特に感情表現の繊細さが成熟してて感心しました。
08年に「カプレーティ」のジュリエッタをネトレプコと交互で歌った時は、まだまだ「こんな痩せぎすの声でベルカントは困っちゃう」なんて思ったものでしたが、09年のオランジュ・ヴェネツィアのヴィオレッタあたりからの進境は著しいように思います。もちろん薄っぺらで色彩にも恵まれてない声は変わるはずもありませんが、豊かな情感に裏打ちされたニュアンス豊かな歌唱は声の貧弱さを忘れさせていつの間にか感動にまで導いてくれるようになりました。
アジリタ、レガート、トリル、高音をそつなくこなし、特に「狂乱の場」は稀に見るほど真に迫ったデリケートな情感が素晴らしかった。
カーテンコールではオランジュの「トラヴィアータ」と時と同様、目頭を押さえて出てきましたから、感受性の強いタイプなんでしょう。

このバスティーユの「ルチア」のプロダクションは95年プレミエで今回は実に6度目の再演、アンダーソン、デヴィア、ロスト、スミ・ジョー、ドゥセが歌い継いできてますが、アンダーソンが突出しててチョーフィはドゥセと並んでそれに続く出来と思います。情緒的な感動では彼女がトップかも。僕はデヴィアにせよドゥセにせよジョーにせよレジェロのルチアはあんまりなんですが、今回のチョーフィだけは説得的でした。

それでグリゴーロは、まあ僕は言うことなし。第一声から魅力的な声色に一発でやられますし、色彩の豊かさ、プロジェクションの力強さ、スタイリッシュな旋律運びと見事なもの。やや強調感が気になる場面もありますが、デュプレが創唱したエドガルド役は古典的ベルカントをすでに超えてるところがあるし、様式の範囲内と考えます。
バスティーユの歴代エドガルドの中では95年のアラーニャと並ん一・二頭抜けてますね。
ただ3幕の目玉のアリアは半音下げてました。

客は大喜びでブーはゼロ、もちろんチョーフィがトップの大喝采を受けてますが、グリゴーロもそれに続く大喝采を1幕の二重唱から受けてました。3幕の後はもうヤンヤ。エンリーコのテジエ(まあ立派)にも喝采、いがらっぽいダミ声のライモンド役アナスタソフも結構受けてた。

再演のせいか主要紙の批評は出てませんが、ネット・サイトの批評はグリゴーロには大半が好意的。文句つけてるのもありますが。

うるさ型の仏人常連からは「ヴェリズモっぽい」「声の強調感が障る」「歌唱・演技ともスター性の誇示が鼻につく」といった保留が出てました。
特に「スター性の誇示云々」の類は繰り返し聞いた批判ですが、僕は個人的にはこうした批判が出てくるのは視覚面での印象が投影されているせいと思え、目をつぶって聞けば彼の歌は端正だと思います。
2700席のバスティーユの巨大空間では彼の声の力強さは賞賛されこそすれ、批判はまったく聞いてません。

裏配役の方は、ヨンチェワはチョーフィよりもはるかにルチアを歌うに相応しい厚みと輝かしさのある声を持っているし、ベルカントの様式感と技術も一通りある人だけど、チョーフィを聞いた直後となると何ともニュアンスと情感が不足し、まあ表現面では年令相応。
昨年パリでの「真珠とり」や「ホフマン」3役では輝かしい歌唱に思わず引き込まれたし、大いに期待できる才能とは思いますが。

ファビアーノは十分健闘賞ものではあるけれど、声も表現もちょっと硬くて平板だし、高音のレガートもちょっときつい。グリゴーロの豊かな音色と柔軟な旋律造形に比べるとかなり聞き劣りします。

3幕1場のエンリーコとエドガルドの二重唱はカットせずに演奏してますが、カバレッタの反復は一部省略、後奏なんかは慣習的カットを施してました。うるさく言う気はないですけど。

来月表キャストをもう一度聞く予定。

by 助六 (2013-09-12 12:15) 

keyaki

助六さん
ありがとうございます。
なんか、嫌味な感じでBキャストに肩入れ?している人がいるので、どうだったんだろう....と思っていましたが、助六さんのレポートで溜飲が下ったというか安心しました。
しかし、革命記念日のコンサートでも半音下げでしたが、その時の体調で臨機応変ってことなんでしょうか.....来年の2月にはスカラで「ルチア」ですけど。

演出葉の評判がよくない再演の「ルチア」がなんで開幕公演なんでしょうね。ラジオ放送があるだけですし.....

>「歌唱・演技ともスター性の誇示が鼻につく」
こういうのを嫌う人がオペラ好きっていうのもよくわかりませんけど、こういう人がファビアーノの方がいいってことになるんでしょうね。
チョーフィがグリゴーロはスターだから.... ってなんかのインタビューで言ってましたから、なんか違うんでしょうね。

by keyaki (2013-09-12 14:53) 

Kinox

26日の公演、ラジオの生中継がありますよ!

http://www.radioclassique.fr/les-programmes/les-concerts-en-direct.html

by Kinox (2013-09-19 07:05) 

keyaki

kinoxさん
ありがとうございます。
開幕公演なのに、ラジオだけって、なんなのってかんじですが、ミラノスカラ座のルチアが映画上映するそうですから、いずれは見られるかもしれません。スカラ座では新演出ですが、メトのあのお馴染みの演出です。
グリゴーロのエドガルドは、音だけでも臨場感満点だと思いますので楽しみにしています。それにちゃんとした録音ははじめてなんですよ。
by keyaki (2013-09-19 11:06) 

助六

10月1日の表配役公演を見てきました。今晩も楽しめました。

チョーフィは相変わらず素敵でしたが、狂乱の場の変ホは初日よりちょっときつかったです。
グリゴーロもよかったですが、3幕のアリアは初日に比べるとレガートがやや苦しいなど明確に聞き劣りしました。2幕までは初日と殆ど変わらない快調な歌唱でしたが。安定感の大変強い歌唱を常に聞かせてくれてきた彼に、僅かながらも不安定さを感じたのは初めてでした。
両人とも日によって細部に出来不出来があるのは当然ですが。

中継録音のアップ、ありがとうございます。
チョーフィはマイクを通すと声の薄っぺらさが拡大されてしまう感じで、ちょっと痛々しくもなりますね。実演だと倍音を豊かに響かせる技術のある人ですから、私は第1バルコン前方で聞きましたが、もう少し潤いがある声に聞こえます。
ただこの中継日のチョーフィは初日よりも、今晩10月1日よりもはっきり不調でしたね。 変ホは相当しんどい(笑)。

グリゴーロの実演は録音と比べるとはるかに中域が充実した腰のずっしり座った声に聞こえるのはいつもの通りです。
3幕アリアは今晩より中継日の方がはるかによいですね。

聴衆は相変わらず主役2人に大喝采を送ってます。
まあパリの聴衆は歌手には(テノールを除いて)甘いし、どんな演奏でも一定の喝采が送られる暖かさはあり、やはりラテン系で英独の聴衆に比べるとはっきり熱しやすく醒めやすい性向はありますね。
でもチョーフィもパリではもう10演目近くオペラ全曲に出演してますが、今回ほどの成功を得たのは初めてと思います。

表キャストはあと1公演を残すだけですから、主役2人ともキャンセル・ゼロで、大好評の内に終わりそうなのは幸いです。

とにかくスタイリッシュな旋律造形と力強さのバランスが最良の状態にある今のグリゴーロでエドガルドを聞けてありがたかったです。表現と音色操作も自在・闊達になってますし。

瑞々しく情感溢れる「ルチア」上演という意味では、私には83年にヴィーンで見たグルベローヴァとカレーラスのコンビ以来の記憶に残りそうな上演になりました。

by 助六 (2013-10-02 10:04) 

keyaki

助六さん
グリゴーロのバスティーユデビュー、大成功と言えるってことですね。26日のライブも耳が離せなくなって、ついつい徹夜で聞いちゃいました。なんか興奮してぜんぜん眠くなかったし.....久々の「ルチア」を堪能しました。このところボエームとリゴレットばっかりでしたから。

>とにかくスタイリッシュな旋律造形と力強さのバランスが最良の状態にある今のグリゴーロでエドガルドを聞けてありがたかったです。表現と音色操作も自在・闊達になってますし。

来年2月のスカラ座が楽しみです。ずっと前に開幕公演で「ルチア」という話もあったようですが、やっと実現するってことですね。

by keyaki (2013-10-02 14:35) 

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