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チューリヒの《ボエーム》は、グリゴーロショー!だった....って....? [ボエーム La Bohème]

★11月10日ガラコンサート"Gala zum 175 jährigen Bestehen des Zürcher Aktientheaters"
出演歌手:Baltsa, Magee, Mosuc, Rey, Hartelius, Schmid, Guo, Friedli/Shicoff, Cura, Grigolo, Nucci, Pons, Volle, Salminen, Drole, Mayr, Zysset, Scorsin, Davidson"(2009.11.8)


 10月18日から11月3日までフリットリ&グリゴーロの《ボエーム》全4公演、無事終了しました。gri_rodolfo2009.jpg

 チューリヒでは毎シーズン上演しているプロダクションですし、お馴染みの演目のせいか、レビューがなかなか見つかりませんでしたが、やっと一つ見つけました。フランス語なのでパスしようかとも思いましたが、なんだか面白そうなことが書いてあるので、無謀を承知で訳してみました。「当たらずといえども遠からず」だろう.....なんて勝手に思っていますが、あんまりだったら教えて下さい....
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 ヴィットリオ・グリゴーロのロドルフォは、かっこよすぎみたいです。また、演出なのか本人の意図なのかは分からないが、目立ち過ぎ、やり過ぎで、演出家がもっとコントロールしないとこういう青春群像劇には向いていない....フリットリお姉さんに学びなさい.....みたいな内容です。短いレビューですが、ロドルフォのことしか書いていない...というのもめずらしいと思います。

『ヴィットリオは彼のショーを演じた... (11月3日公演)
あるディテールは、チューリヒ歌劇場の《ボエーム》が過去に何度も再演されたことを物語っている。屋根裏部屋のドアの外で女性の声を聞いた時、ロドルフォの最初の行動は、髪と服装を整えるために鏡に走る。それは、演出家、助手、それとも歌手のアイデアなのか? 誰も知りません。いずれにしろ、今回は躍進中のイタリア人テノール、ヴィットリオ・グリゴーロがロドルフォである。そして、彼はこの役に全く釣り合っていない。寒さで死にそうな彼の仲間たちは、だぶだぶのウールのセーターやマフラーを着用、彼はといえば、細身のピッタリのスラックスと彼の筋肉質で魅力的な肉体を隠さないTシャツでかっこいい。彼の歌のトーンは、どんなフレーズもフォルテッシモでアタック、いくつかの音符を不自然にわざとらしく持続したり、必要以上に高音を長く延ばすことに喜びを感じているようだ。声楽的手法としては残念なことだが、魅惑的な音色響きと輝かしい高音は印象的である。本当の演出家(今回の再演は助手による結果だと思う)と誠実なリーダーとのきちんとした仕事によって、この種のエラーは確実に避けられたはずだ。ヴィットリオ・グリゴーロは、模範的なミミを演じたBarbara Frittoliから学ぶことができる。彼女のミミ、すべてのニュアンスと完璧にコントロールされたボーカルラインの中の感情表現は、軽いヴィブラートは別にして、一級である。彼は、Eva Liebauの例に習うこともできる。それは、感情的に行き過ぎる事のない節度を持った彼女のムゼッタに明るさを与えることに成功している。』

感じ方は人それぞれですが、グリゴーロは、かなり目立ってしまう歌手であることは確かなんでしょう。でも目立たないテノールって......どうなんだろう.....
daniel-gerhartz.jpg*原文:Vittorio fait son show

ドイツとスイスの国境の町コンスタンツに滞在の社会学者さんのレポート
★コンスタンツ通信:チューリッヒで『ラ・ボエーム』を見る

◎メモ:チューリヒ歴代のミミとロドルフォ(2005年から)
2005/2006:Gallardo-Domas/ Mosuc&Giordani
2006/2007:Fantini&M.Alvarez/Monsalve
2007/2008:Mosuc& Kaufmann/Monsalve
2008/2009:Damato&Sartori
2009/2010:Frittoli&Grigolo/Cura

☆画家Daniel F. Gerhartz ( ダニエル ゲァハルツ )の”La Boheme" →

関連記事:[ボエーム La Bohème]

参考:2007年12月のヨナス・カウフマンがロドルフォを歌った公演のレビュー
上記のレビューと同じ人が書いたものです。
『チューリヒ歌劇場のクリスマスシーズンは、2005年7月の Philippe Sireuil演出の《ボエーム》が再演された。.........
詩人は、人気上昇中のテノール、ヨナス・カウフマン。2月に彼の初CDアルバムが、独占契約をしているDECCAレーベルから発売された。もっと名門の劇場での頻繁な出演にもかかわらず、歌手は、彼のキャリアの大部分のポストを継続したチューリヒに相変わらず忠実である。誠実で、情熱的で若々しい口調の彼のロドルフォには感嘆させられる。高音は安定していて輝いているが、ただ音色timbroは、時々わずかにこもっているように感じた。』
原文:La bohème, nous ne mangions qu'un jour sur deux...

メモ:(2009.11.8)
Gala zum 175 jährigen Bestehen des Zürcher Aktientheaters
Vladimir Fedoseyev Dirigent - Chor und Orchester der Oper Zürich - Ernst Raffelsberger Choreinstudierung
Ballett der Oper Zürich in der Choreographie von Heinz Spoerli
Baltsa, Magee, Mosuc, Rey, Hartelius, Schmid, Guo, Friedli;
Shicoff, Cura, Grigolo, Nucci, Pons, Volle, Salminen, Drole, Mayr, Zysset, Scorsin, Davidson
Werke von Mozart, Verdi, Puccini, Bizet, Mussorgski
チューリヒ歌劇場1834年設立



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コメント 4

ペーターのファンです。

なんかいろいろ書かれているみたいですが、姿も声もほっといても目立つからでしょう。グリゴーロがロドルフォに合わないなら、誰ならいいんだと疑問がわきます。チューリヒのアンサンブルだった目立たないテノール、どこかにいましたね。ああいう人ならいいのかしら? 私ならグリゴーロがいいです。
by ペーターのファンです。 (2009-11-09 21:34) 

keyaki

>チューリヒのアンサンブルだった目立たないテノール
考える事は同じですね...(笑
多分、彼のロドルフォのレビューもあるはず....と思って検索したら、ありました! やっぱり
>ああいう人ならいいのかしら?
ああいう人がいいみたい....というか、そこそこだと安心なのでは..と思います。ロドルフォに関しては、なんか訳の分からない感想を2センテンスだけですよ。
参考までに記事に掲載します....ね
高音が輝いている....というのは???


by keyaki (2009-11-10 03:29) 

euridice

いろいろ否定的なことを言う当人は認めないでしょうけど、こういう側面もあるのかもしれませんね。

「声と姿が一体となった輝かしさを発散し、尋常ならざる雰囲気によって、観客の心を奪っ てしまうものだから、困惑のあまり、彼の外見と中身が一致しているなんて信じ兼ねるという症状を呈する者もある。オペラ史上、彼ほど姿形が美しく、彼ほど強力な声を持ち、彼ほど人を納得させるように演じる歌手はほとんど存在したことがない。だから、批判的批評をしようとすると き、この魅力的な「セット」に「欠陥」を見つけようとしがちになるのだ。このお仕事に献身している専門家たちは、極めて用心深く、非難するのは、より主観的な性格をもつ声に限定するように気をつけているのだけれど、歌手の外見にさえ見事に欠陥を見つけ出している」

また、これを書いた人は、あまりにも両極端の批評の存在に関しては
「彼の歌に対する論評が存在するのと同じ分量、この歌手、彼自身に対して主観的に反応している論評があるということだ」と分析しています。
by euridice (2009-11-10 07:43) 

keyaki

euridiceさん
ご紹介の文は、ペーター・ホフマンについてですよね。コレッリなんかも見た目の良さでずいぶん苦労?したみたいですし....突出しているとどうしても批判を受け易いということでしょうね。

同じ人がルチアのレビューも書いていました....
彼の声は美しいし、発声は自然で、力強く、時々メタリックで、高音は余裕があって光輝き、テクニックは確かなものなんで、演技的にはやり過ぎだけど、そのことには目をつぶる.....そうです。
演出家の意図に従って動いているんでしょうけど、動きが派手というか、元気が良すぎるってことかしら.....
by keyaki (2009-11-11 02:57) 

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