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《リゴレット》マントヴァ公爵(2005.9.30〜):ヴィットリオ・グリゴーロ旋風巻き起こる [リゴレット]

ハンブルグ州立歌劇場 《リゴレット》マントヴァ公爵 2005年9月30日〜10月26日 全5公演


指揮:ダン・エッティンガーDan Ettinger
演出:アンドレア・ホモキ Andreas Homok
舞台・衣裳:Wolfgang Gussmann
キャスト:
マントヴァ公爵:ヴィットリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo
リゴレット:パオロ・ガヴァネッリ Paolo Gavanelli
ジルダ:ルビカ・ヴァルジコヴァ L'ubica Vargicová
モンテローネ伯爵: Carsten Wittmoser/Hye-Soo Sonn (19.26. 10.)
チュプラーの伯爵:WilhelmSchwing-hammer
チュプラーノ伯爵夫人: Agnieszka Tomaszewska
マルッロ:Pavel Baransky
ボルサ:Fredrik Akselberg
スパラフチレ:Tigran Martirossian
マッダレーナ:Renate Spingler
ジョヴァンナ:Katja Pieweck
伯爵夫人の小姓:Olga Peretyatko
宮廷の役人: Wilhelm Schwinghammer Aufführungen
日程:2005年9月30日、10月5,8,19,26日 全5公演
写真右)もうリゴレットあきちゃったよ、どうせ一所懸命やったって、この若造にはかなわないしな...ガヴァネッリおじさんやる気なし...→

写真をクリックすると拡大します。グリゴーロの経歴にアーキン監督《ソリーノ》の挿入歌"Lieving Solino"を歌っていることも書かれています。この映画ドイツではヒットしたということですね。


なんとか、レビューを一件見つけましたが、これがV.グリゴーロは絶賛、ジルダもよかったようです。

★レビュー:"RIGOLETTO" - 5. Oktober 2005 (JPG)
1994年10月のプレミエ以来、66回目の公演がまた大きな喜びをもたらした。それには公爵役のヴィットリオ・グリゴーロが大いに関与していた。この若いテノールは、とても活発な俳優で、つむじ風のように、舞台上を駆け回り、歌い、笑い、色目を使い、いちゃついた。自分の役に関して、まさに最大限の(過剰な)自信のほどを示していた。それにもかかわらず、一瞬たりとも悪い印象を与えることがなかった。加えて、心地よく、個性的に、響く声を意のままに操る。この声は、この役では、時に限界を露呈しかねない声だが、すでにこれを乗り越える能力を備えている。
「この声は、この役では、時に限界を露呈しかねない声だが....」 というくだりは、フローレスが、マントヴァ公爵をレパートリーに加えて、地元ペルーとドレスデンで歌いましたが、つい先日ローッシーニを歌うのに支障があるようなので、当分、封印するとして来シーズンの《リゴレット》をキャンセルした...と発表したことを思い出します。

この公演のジルダ、ルビカ・ヴァルジコヴァは、好ましい外見だけでなく、演技に関しても直感的なセンスがあった。場面が進むごとによくなった。演劇的なすばらしさ同様、コロラチューラもスムーズ。ジルダの愛と苦しみをどちらも強烈に伝えた。
ちなみにルビカ・ヴァルジコヴァは、2003年ザルツブルグ音楽祭、ルッジェーロ・ライモンディが悪漢4役、ホフマンがシコフ、演出がマクヴィカーの《ホフマン物語》のオランピアでした。

一方、タイトルロールのパオロ・ガヴァネッリは受け入れ難い。非常に不正確な歌唱、役柄に関しては、ほとんど何も表現していないと言ってよい。そのうえ、この熟練したバリトン氏はテンポがめちゃくちゃだった。彼の歌唱でわくわくしたことなどないが、あいにく指揮者のサポートもなかったこの公演は、最低だった。
指揮者のダン・エッティンガーは、新国にもちょいちょい来てくれています。《ファルスタッフ》《コジ・ファン・トゥッテ》《イドメネオ》《魔弾の射手》
パオロ・ガヴァネッリは、イタリアでは人気がないのですが、イタリア以外では引っ張りだこ状態。リゴレットもあっちこっちで歌っているんですが、熟練しすぎて、マンネリ、ルーティーン歌手になっちゃってるってことなんでしょうか...

ヴェルディおたくのティーンエイジャーのレポート
グリゴーロのマントヴァ公爵に、声だけでなく舞台姿にも魅了された.....楽屋口にサインをもらいに行って、さらに吃驚、私が今まで出会ったことがない最高に魅力的なオペラ歌手に出会った....

♪音声ファイル:2008年7月26日シカゴ・ミレニアムパーク・パヴァロッティ追悼コンサートから《リゴレット》の「あれかこれか」「女心の歌」

※"Leaving Solino"
ドイツ映画《Solino》:Leaving Solino(歌:ヴィットリオ・グリゴーロ)VideoClip
ドイツ映画 アーキン監督《ソリーノ Solino》のサントラMP3

備忘録:
2005年10月、Polydor/Universal と100万£でCD発売契約(年3本オペラ出演することを条件に)、2006年3月13日イギリスでアルバム発売


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コメント 10

Sardanapalus

そりゃ、グリゴーロの歌うマントヴァ公なら魅力的にならない訳がナイ!(^^)やっぱりジルダが騙されて尽くしてしまうのも納得できるイケメン(顔も声も)がやって欲しい役ですね。

>ガヴァネッリおじさんやる気なし
ぷっ、おじさんそんなに投げやりにならずに…(^_^;)ガヴァネッリは本当にドイツやイギリスで活躍していますね。ROHの「リゴレット」映像はまだそれなりに聞けましたけど、新演出でいっぱい稽古したから違和感が無かったのかな?もう、リゴレットばかり歌っているから歌い崩しちゃっているのかもしれませんね。もしそんなだったら、新人に歌わせて欲しいです。
by Sardanapalus (2008-08-12 01:02) 

rosina

ペーザロから戻って参りました。
トラックバックありがとうございます。
グリゴーロ君、公爵役の評判もなかなかですね。偉い!
確かにフローレスもグリゴーロも軽めの声ではありますが、後者の方は色気があると思います。あの役はやっぱり魅力が無いとなんで多くの女性や、さらにはジルダが(命を投げ出す程)恋してしまったのか、説得力がありませんよね。

ガヴァネッリおじさんって、リゴレット専門なんですか? でもやる気のないリゴレットは困りますよね・・・
by rosina (2008-08-12 08:52) 

keyaki

>Sardanapalus
舞台に立つ人の第一条件は、「(過剰な)自信」でしょうね。これがないと見ていて恥ずかしくなっちゃいますから。
写真がないのが残念です。普通のスーツっぽい衣裳だと思いますけど。

>ガヴァネッリおじさん
日本にもよく来ていて、素晴しい!なんて感想もあったりしますが、私はあの例のゴキブリリゴレットの映像でしか知りません。あのリゴレットは、M.アルバレスとシェーファーに注目で、リゴレットもいるなぁ....くらいの印象ですから、この評論のように「受け入れ難い」ということはないですけど....
オペラ通の知人で、この評論家氏と同じで、許せない!というくらい嫌っている人がいたり、イタリアのオペラフォーラムでも、最近、「彼が、ミュンヘンでナブッコだって..信じられん...やめてくれぇ〜」みたいなコメントがあったりで、なんとも妙な歌手です。
by keyaki (2008-08-12 08:56) 

hasida@出先

リゴレットは少々集めました↓
http://www.katch.ne.jp/~hasida/opera/rigoletto.htm
ガヴァネッリさんは上位にはきませんねぇ。

リストに載せてませんが、フローレスはかなりいいと思います。おっぱい沢山のを取っています。
by hasida@出先 (2008-08-12 09:49) 

keyaki

>rosina
お帰りなさいませ。

ガヴァネッリは、ヴェルディバリトンだそうですが、なぜかリゴレットが目につきます。リゴレットが人気の演目で、上演回数が多いということかしら。

>彼の歌唱でわくわくしたことなどないが
ということは、この評論家氏も何度も聞いているようですし、ドイツ語、英語圏では大活躍ということでしょうね。
by keyaki (2008-08-12 14:24) 

keyaki

hasida@出先さん
出先ということは、ご家族とどこかで夏休みをお過ごしということですね。素晴しいコレクションありがとうございます。

>リゴレットは少々集めました↓
これは凄い! リゴレットは、この場面が一番わくわくで、好きです。
hasidaさんダントツ1位のパルマのは、あんまり映像が真っ暗だったので、ヌッチとセッラがこんな迫真の歌唱だとは気づきませんでした。
これは、わくわくします、いいですね。

さて、ガヴァネッリおじさん
>ネトレブコ/ガヴァネッリ
これ、やっぱり最低としかいいようがないでしょう。こういう時に当たった人は、許せない!ってことになるんでしょうか。ハンブルグでもこのときの歌唱と同じだったんでしょうね。ネトレプコについては、私も奥様と同意見です。(笑

>フローレスはかなりいいと思います。おっぱい沢山の
ダムラウ&ルチッチ&フロレースのドレスデンのですか? DLしたけどまだ見てませんでしたが、急遽ちょっと見てみました。「おっぱい沢山」じゃなくて、なんか博物館っぽい吸血鬼の館の仮面舞踏会みたいですけど。
「おっぱい沢山」は、M.アルバレス&シェーファー&ガヴネッリのコヴェントガーデンのじゃないですか。みんなトップレスですものね。
私は、このガヴァネッリしか知りません。
NHKが裏技で、とてもお茶の間にはながせない卑猥な場面を実にうまく差し替えた映像で話題になりましたが....
by keyaki (2008-08-12 18:18) 

euridice

>ゴキブリリゴレットの映像
「リゴレット」の映像では、今まで見た中では、これが一番おもしろかったです。
私も注目したのは公爵とジルダ。

リゴレット役が気に入っている映像は、ヴェルディの伝記映画にあったゴッビです。公爵はマリオ・デル・モナコだったと思いますが、もし全曲映像があったら、リゴレットのほうに注目すると思います・・
by euridice (2008-08-13 06:50) 

keyaki

euridiceさん
>>ゴキブリリゴレットの映像
>これが一番おもしろかったです
確かに...でもTV放送するには強烈すぎ! マルセロ丸ちゃんがおっぱい丸出しの女を両脇にかかえての熱唱もおっぱいが気になって耳に入りません。うわぁ、垂れてるとか...垂れてなければそれほど目障りじゃないんだけど(笑
NHKがカットした場面も、誰かが歌ってたのかもわからない、あんまり強烈なものを見せられると、耳が正常に働かないみたい。

>もし全曲映像があったら、リゴレットのほうに注目
結局、同じ舞台を見ていても、一人一人見ているものが違うんですよね。
観客を惹き付ける力があるかないかで、オペラ歌手の格が決まるんだと思います。
by keyaki (2008-08-13 09:17) 

rosina

こちらからもトラックバックさせて頂けますか?
by rosina (2008-08-14 00:22) 

keyaki

rosinaさん
はい、承認制になっていますので、TBしていただきましたらすぐに承認しますのでよろしくお願いします。
すでにTBを送信をされているとしたら、うまくいってないようですので、再送信してみて下さい。
by keyaki (2008-08-14 09:07) 

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