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La Opera (ホフマン物語 2017.3.25〜4.5) ☆ 舞台写真 ☆ レビュー [Les contes d'Hoffmann]

◎レビュー、レポート:
 ダムラウの4役降板で、キャストの変更があったり、プレミエでは、直前に、ニコラ・テステ(悪漢4役)の喉の不調で、歌は代役がオケピットで、テステは舞台上で演技という変則的な公演であったが、グリゴーロを筆頭に他の出演者が大健闘.....ドミンゴ夫妻の指揮と演出も概ね好評.....ドミンゴの指揮は歌手に合せすぎ.....とかもありますが.....素晴らしい公演だった、という感想がほとんどだと思います。

・Los Angeles Times:The opera villain was forced to lip-sync and a new star couple
           emerged at L.A. Opera's 'Tales of Hoffmann' /Mark Swed
・Los Angeles Dailynews :
     All’s well that ends well for LA Opera’s ‘Tales of Hoffmann’ / Jim Farber
・Seen and Heard International:
      Grigolo, Damrau, and Park Bring Hoffmann’s Tales Vividly to Life / Jane Rosenberg
・Bachtrack:A beautifully sung Tales of Hoffmann at LA Opera / Ilana Walder-Biesanz
・parterre.com:Tales that witness madness / Patrick Mack
・Opera Warhorses :
     Vittorio Grigolo’s Star Shines Bright in L. A. Opera’s Stellar “Tales of Hoffmann”
・IndulgeMagazine:“THE TALES OF HOFFMAN” Captivates at LA OPERA / Ghalib Dhalla

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(2017.3.2728)


◎初日無事終了。
 しましたが、当日、悪漢四役のニコラ・テステが喉の不調で、舞台上では演技のみ、所謂口パク、オーケストラピットでWayne Tiggesが歌うという事態になっていたようです。観客は、変なところから声が聞こえてくるので、相当違和感有るとか、代役が舞台で歌えばすむことですが、演技が複雑なので、それもなかなか難しいようです。以前ザルツブルグ音楽祭でマクヴィカー演出の「ホフマン物語」でホフマン役のシコフが体調不良で、オケピットで代役のテノールが歌って、舞台上では、マクヴィカーが演技をした、ということもありました。(オペラ歌手さんのキャンセル!・・・でどうしたか)
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(2017.3.26)



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インスタグラムから
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(2017.3.26)


◎ドレスリハーサルのカーテンコールの舞台裏からの様子
(2017.3.24)


LAupDatesというtwitterに舞台写真が順を追ってアップされています。あまり鮮明ではありませんが.....やはり、順番はアントニアが最後ですね。
(2017.3.24)


◎ The Tales of Hoffmann の舞台写真、LaOperaのホームページにアップされていました。グリゴーロ絡みの写真を転載します。写真の並んでいる順番だとROHと同じ、プロローグ → オランピア → ジュリエッタ → アントニア → エピローグですが、どうなんでしょう。
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(2017.3.23)



プロローグ:やっとはっきり分かる舞台写真が出ました。グリゴーロに関してはシルエットでもだいたい判別つきますけど.....手前に座っているのがケイト・リンゼーっていうのは大きくしてみないと分かりませんでした。
(2017.3.23)


◎ドレスリハーサル(3/21)の準備中

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(2017.3.22)


 リハーサル始まりました。ドミンゴは13日に東京でコンサートでしたが、15日にはオーケストラリハーサルにちゃんと居ます。凄いなぁ.....(ドミンゴとフレミング 来日コンサート)
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◎LAオペラの「ホフマン物語」、ダムラウが4役となっていましたが、気管支炎が完全回復していないので、アントニアのみを歌うことになりました。残念! オランピアは、So Young ParkとLiv Redpathがシェア、ジュリエッタは、ケイト・アルドリッチ Kate Aldrich(1973.1.31 - )が歌います。アルドリッチは、「ルクレツィア・ボルジア」で共演しています。最近はちょっと貫禄ついたみたいですが、なかなかの美人です。
(2017.3.11)


ホフマン物語:2017年3月25, 30日/ 4月2, 6, 9, 15日 (6公演 2016.1.26発表
Cast
Hoffmann:Vittorio Grigolo
The Four Heroines:Diana Damrau (3/11変更) 
Antonia / Stella :Diana Damrau*
Giulietta :Kate Aldrich
Olympia: So Young Park++
Olympia (April 4 and 6) :Liv Redpath+
The Four Villains:Nicolas Testé
     Wayne Tigges (3/25, singing from pit)
Nicklausse / Muse:Kate Lindsey
The Four Servants:Christophe Mortagne  
Creative Team
Conductor:Plácido Domingo
Staging:Marta Domingo
Set and Costume Design:Giovanni Agostinucci
Chorus Director:Grant Gershon





Co-production with the Mariinsky Theater and Washington National Opera.



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ROH「ホフマン物語」(2016.11.7〜28) ☆ カーテンコール ☆ 舞台写真 ☆ レビュー ☆ ビデオクリップ [Les contes d'Hoffmann]

◎映画館での上映はじまりました。

☆ROH Live Cinema:ホフマン物語 (1週間)
2017/1/27(金) ~2/2(木)または 2017/1/28(土) ~2/3(金)
*オランピアの幕の後17分、ジュリエッタの幕の後13分休憩有り

 私が行ける映画館は日本橋か六本木、日本橋は土日は、12:20からですが、土日は冠婚葬祭以外は出かけたくないし、平日は19:15〜23:40.....えぇ...武蔵野(埼玉県川越以南、東京都府中までの間に拡がる地域)の端っこの自宅にたどり着けないじゃないの.....六本木は....と調べたら平日も朝の10:00〜14:25、ということで、来週行くことにしました。
 ホフマン物語って、バレーもあるらしくバレー愛好家の皆さんも見に行かれているんですね。新国でも上演されたようです。バレエ『ホフマン物語』予告映像|新国立劇場バレエ団
(2017.1.28)
=  =  =  =  =  =  =  

◎ROHの「ホフマン物語」、24日でグリゴーロの出番は終了、6公演「完走」です。後の2公演(11/28と12/3)は、アメリカ人テノールのレオナルド・カパルボ Leonardo Capalbo (1978.8.25 - )に引き継ぎます。他のキャストは同じですが、アントニアのソーニャ・ヨンチェヴァは、12月3日はキャンセルしました。12日からベルリンで、オネーギンのタチアナを歌うことになっているので、最初からそのつもりだったんでしょう。
 グリゴーロは、一週間くらい休暇があるのかな.....12月31日プレミエの「ロメオとジュリエット」のリハーサルで12月はじめにはニューヨークなんでしょうね。グリゴーロのロメオ楽しみです。

 舞台は終っても、2016年12月24日には、BBC Radio3で放送されますし、2017年1月27日(金)、場所によっては28日(土)に映画館で公開されます。

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(2016.11.25)

◎ROHから、前のとはちょっと違うビデオがアップされました。

(2016.11.23)


◎youtubeに11/15のLive Cinemaの映像がアップされています。削除されないうちにどうぞ。
 Les Contes d'Hoffmann の再生リストの31〜38です。*12/7世界中でブロックされました
(2016.11.22)


◎オペラ・クリックにLive Cinemaのレポート "ROH al cinema: l'addio a Les contes d'Hoffmann di Schlesinger" が掲載されました。
 あんまり長いので読む気がしないのですが......トリビアとして書かれていましたが、クリスティーネ・ライス(ジュリエッタ)の9才の息子が舞台にも出ていて、幕間には、お母さんと一緒に楽屋でインタビューを受けていたそうです。
(2016.11.19)


◎11月15日のLive Cinema 、ネット上には素晴らしかったという声がたくさん寄せられています.....日本では、来年の1月27日に公開されるようです。

英国ロイヤル・オペラ・ハウス シネマシーズン 2016/17
 「ホフマン物語」2017年1月27日(金)公開の劇場情報


☆すでにお知らせしましたが、2016年12月24日には、BBC Radio3で放送される予定です。
(2016.11.17)


ROHのfacebook とyoutubeに、やっと新しいビデオクリップがアップされました。

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(2016.11.16)

◎EXPRESSとDaily Mail のレビュー追加。舞台装置が大掛かりで舞台転換に時間がかかるのもだれる原因みたいです。
(2016.11.12)

◎11月15日は、Live Cinemaの日ですが、クリスマス・イヴには、BBC Radio3で放送される予定です。
(2016.11.11)


◎FTを最後にレビューほぼ出揃いました。豪華ではあるが、36年も前の演出で「古くさい」という批判も多いですけど、このシュレジンジャーの演出は今回が最後だそうです。伝統芸術でもこの辺が歌舞伎とオペラの違いですけど、どんどん伝統的な舞台がなくなっていくのは寂しいです。
 ロンドンの椿姫さんのブログに初日の記事『「ホフマン物語」初日 80年代のプロダクションに感謝&お別れ』がアップされました。カーテンコールの素敵な写真もたくさんあります。
(2016.11.10)


◎ROHから舞台写真が公開されました。Les Contes d'Hoffmann, 2016
 男役も素敵ですが、ミューズのケイト・リンジー、きれいですね。ハンプソンのリンドルフの扮装はかっこいい。


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(2016.11.9)

◎レビュー
・telegraph:Les Contes d’Hoffmann is gorgeous enough to take your mind off Trump
  Rupert Christiansen ★★★★☆
・FT:This production of Offenbach’s opera offers old-style, colourful entertainment
  Richard Fairman ★★★★☆ pdf
・the guardian:Grigòlo and Hampson make a striking pairing
  Tim Ashley ★★★★☆
・independen:One could perhaps wish for more varied dynamics from Grigòlo’s Hoffmann
  Cara Chanteau ★★★★☆
・forum opera:Derniers feux d'une production légendaire
  Jean Michel Pennetier ★★★☆
・The Times:Offenbach’s one ‘serious’ opera is faithful, and with one exception the musical....
  Richard Morrison ★★★☆☆
・Daily Mail:Passionate swansong for a classic oddity....
  David Gillard ★★★☆☆
・express:As Hoffmann, Italian tenor Vittorio Grigolo is the real star of the show.
  William Hartston ★★★☆☆
・The Arts Desk:A solid spectacle still, but it's time for this Hoffmann to pass the baton
  Alexandra Coghlan ★★★☆☆
・The Stage:‘lacks clarity
  George Hall ★★★☆☆
・WhatsOnStage:A final revival for the Royal Opera's venerable staging of Offenbach's...
  Mark Valencia ★★★☆☆
・bachtrack:A final outing for the Royal Opera's lavish but fusty Tales of Hoffmann
   Mark Pullinger ★★★☆☆
・Theatre Reviews - Mark Ronan:Les Contes d’Hoffmann, Royal Opera, ROH
・a youngert heatre - Daniel Perks:"a spirited, bittersweet tale of regret and despair"
・operatraveller:Night at the Museum

・ロンドンの椿姫さんのブログ:「ホフマン物語」初日 80年代のプロダクションに感謝&お別れ>


レビューに使われていた舞台写真
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*  *  *  *  *  *  


◎ロンドン在住の京子さんが、初日(11/7)のカーテンコールの動画をアップして下さいました。なかなかいい公演だったようです。

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☆舞台写真:ギャラリー スライドショー モバイル  アントニアの場面が無い.....

☆アントニアの場面がtwitter にありました。撮影したのは、ROHのテノールの合唱の方だそうです。勝手に拝借してきました。
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(2016.11.8)


◎一応、この記事も「ホフマン物語」の宣伝の一環のようです。オペラの公演の前は、オペラの話より大好きな車の話の方が、リラックスできるんでしょうね......
 The Sunday Times Magazineの記事:Me and My Motor: Vittorio Grigolo
 The tenor sings a wistful farewell to his Formula One dreams/ November 6 2016
 1995年から現在までの車歴というのかしら....そんなのまで載っています。で、ドリームカーは、Ferrari LaFerrari だそうです。

◎ロンドンの椿姫さんのブログにドレスリハーサル(11/5)の様子「ホフマン物語(リハーサル) by Offenbach 又来てくれたグリゴーロ」がアップされました。素敵な写真もたくさんあります。
(2016.11.6)


◎グリゴーロは、ロンドンでリハーサル中、カツラ合わせとか、ロンドンに住んでいるDima、デミトリー・ホロストフスキー(1962.10.16)のちょっと遅い54才のお誕生日会.......指揮者のエヴェリーノ・ピドとDimaの奥さんのフローレンスさんとの写真。2011年の「ファウスト」のメンバーですね。

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 シュレジンジャー監督の「ホフマン物語」は、下にも書きましたが、プロローグとエピローグが、ちょっと老け役、ファウストのような老人ではなくて、中年くらいの設定だと思います。老け役というよりはヨレヨレのくたびれた役です。
(2016.1028)
*  *  *  *  *  * 
 
 グリゴーロはロンドン滞在中、「ホフマン物語」のリハーサルはじまったようです。グリゴーロ自身の企画、主演の "Itali. Un sogno" ツァーは無事終わり、2016/2017シーズン初オペラになります。
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指揮者のエヴェリーノ・ピド Evelino Pidòと
(2016.10.16)

同僚たちと....(2016.10.18)→ 
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  映画監督ジョン・シュレシンジャー(1926.2.16〜2003.6.25)演出の「ホフマン物語」、初演は1980年12月5日、ドミンゴ主演で映像(1981年プレートル指揮)でも残っています。先頃のメトの「ホフマン物語」と結構重なっています。悪漢4役がトーマス・ハンプソン、ニクラウスがケイト・リンゼー、ジュリエッタがクリスティン・ライス.....「ホフマン物語」でややこしいのがいろんな版があるということですが、ROHのはシューダンス版で、順番がオランピア、ジュリエッタ、アントニアとなっています。
 過去のパフォーマンスをROHの Performance Database からまとめて、第一ブログに記事にしました。

Les Contes d’Hoffmann:2016年11月7, 11, 15 (Live cinema), 18, 21, 24日 (6公演)
Les Contes d’Hoffmann (7 November–3 December 2016)
Jacques Offenbach
Conductor: Evelino Pidò
Director: John Schlesinger

Hoffmann – Vittorio Grigolo (except 28 Nov, 3 Dec) / Leonardo Capalbo (28 Nov, 3 Dec)
Four Villains – Thomas Hampson
Olympia – Sofia Fomina
Giulietta – Christine Rice
Antonia – Sonya Yoncheva 12/3は Marita Sølberg(2016.11.15)
Nicklausse – Kate Lindsey
Spalanzani – Christophe Mortagne
Crespel – Eric Halfvarson
Four Servants – Vincent Ordonneau
Spirit of Antonia’s Mother – Catherine Carby
Nathanael – David Junghoon Kim
Hermann – Charles Rice
Schlemil – Yuriy Yurchuk
Luther – Jeremy White

Live cinema relay: 15 November 2016


関連記事:
[Les contes d'Hoffmann]
ROH シュレジンジャー演出「ホフマン物語 Les Contes d'Hoffmann 」

◎画質は悪いですけど、全編youtubeにアップされています。前にも全編あったのですが削除されましたので、これもいつ削除されるかわかりません.....とりあえずダウンロードすることをおすすめします。
*やっぱり....10/28削除されました。チャンネル自体が取り消されて、この映像自体が問題になったようではないようですが.....最近のyoutubeは、ほんとちゃんとした証明なしに著作権主張できちゃうんだから、どうしようもない。
 ドミンゴがホフマンについて語っているドキュメンタリーに差し替えます。




プロローグとエピローグは、ドミンゴには見えないくらいヨレヨレ、この時のドミンゴは、今のグリゴーロくらいの年です.......シューダンス版は、順番がオランピア、ジュリエッタ、アントニアですし、プロローグにミューズは出てきませんし、エピローグは、メトのバージョンとはかなり違っています。あの感動的な合唱「人は愛によって大きくなり、涙によっていっそう成長する」は無しで、酔いつぶれたホフマンを残して学生たちは去って行く.....暗転してミューズが現れ、ホフマンは、詩人として立ち直ろうと決意する...幕



WOWOWメトHD初回放送「ホフマン物語」(2016.8.27午後3時〜)☆ グリゴーロ「ホフマン」について語る [Les contes d'Hoffmann]

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 いよいよWOWOWで2015年1月31日にHD上映されたV・グリゴーロ主演 オッフェンバック《ホフマン物語》」が放送されます。
 「ホフマン物語」は、いろいろな版があったり、演出もいろいろ、例えば精神科病棟のロールプレイングだったり、ホフマンがアル中じゃなくて薬中だったり、新国の「ホフマン物語」は、最後にホフマンがピストル自殺をするという、けっこう後味の悪い演出だったりですが、メトのシェールの演出は、ごちゃごちゃしているとかの批判もありますが、オーソドックスで分かりやすい演出だと思いますし、それになによりグリゴーロに似合っています。
  グリゴーロは、2010年チューリッヒ歌劇場でロールデビュー、2012年に再演に出演、そして2015年メトに出演、グリゴーロの持論によれば、ホフマン役がほどよく熟成した頃ですね。

 グリゴーロが「ホフマン物語」について語っているビデオを集めてみました。







今までの「ホフマン物語」の記事、写真、レビュー:[Les contes d'Hoffmann]

メトロポリタン・オペラ|ステージ|WOWOWオンライン.pdf

メト:ホフマン物語 (2015.1.12〜2.5) ☆ 初日ライヴ放送(日本:1/13,9:25AM) ☆ ライヴ抜粋 ☆ 舞台写真 ☆ レビュー ☆ WSJビデオクリップ ☆ HD当日の幕間インタビュー(1/31) ☆ ORF, BBC放送 ☆ 日本HD上映(3/7〜3/13) ☆ Met Opera on Demand (2015.7.16) [Les contes d'Hoffmann]

◎Met Opera on Demand にこの「ホフマン物語」がアップされました。メトのサイトがリニューアルされていて戸惑います.....スカラ座も変わってるんですよね。(2015.7.16)

全幕の演奏は、土曜日までorfの7日間オンデマンドで、BBC Rdio3 - opera on 3でも全幕、こちらはオンデマンドで1ヶ月聞けます。
 日本でのHD上映、「メトライヴビューイング」は、2015年3月7日(土)〜3月13日(金)
※TOHOシネマズ六本木ヒルズのみ 3/21(土)〜3/27(金)に変更
 だそうです。

◎1月31日に行われたメトHD上映の時のインタビュー、オランピアのシーンが終わった最初の幕間、案内役はデボラ・ヴォイト Deborah Voigt。インタビューの最後に先頃亡くなったオスカー・デ・ラ・レンタ(1932.7.22〜2014.10.20)に捧げたいって言っています。11月のROHの「愛の妙薬」では、Live Cinemaの時のカーテンコールで "ODLR THANKS" と書いたシャツを着て現れましたけど。ロンドンの方がいろいろ勝手なことをやらせてもらってる感じがします.....

クリック:インタビュー
↑画像をクリック:インタビューの音声ファイルにリンク

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(2014.2.3追記)
*  *  *  *  *  *  

◎Wall Street Journal Live (Tanya RiveroのLunch Break )に4分程度のビデオ "Vittorio Grigolo on Taking Opera to Theaters" がアップされました。



"Kleinzach"


(2015.1.24)

*  *  *  *  *  *  

◎HD上映のトレイラーがアップされました。
(2015.1.17)


◎大きいとこのレビューも出ました。NYtimesとFT。ニューヨーク・タイムズは、イギリスのクリスチャンセンみたいで私にはよくわからん....."even if"の使い方の練習みたい。でも独自の舞台写真をアップしてくれてありがとう。バートレット・シェールの演出って評判悪いんですね....舞台写真では面白そうだけど、FTのレビューでは来シーズンの「オテロ」を心配してますよ。(2015.1.15)
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◎レビューがぼちぼち出て来ていますので見つけ次第追加します。舞台写真も。
(2015.1.14)

◎やっと念願のグリゴーロの「ホフマン物語」を聞くことができました。今までテノールメインで聞いたことがなかったんですが、よかった、面白かった、楽しかった、あっというまの3時間でした。HD上映が楽しみです。日本はずいぶん先ですけど。

ライヴ・ストリーミングの抜粋と舞台写真(2015.1.13)

☆プロローグ:クラインザック Kleinzach

iPad/iPhone用mp3
☆オランピアの場面: 後半

iPad/iPhone用mp3
☆アントニアの場面: 後半

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☆ジュリエッタの場面:酒こそ喜び、快楽こそ全て
 "Amis, l'amour tendre et rêveur"
iPad/iPhone用mp3
☆ジュリエッタの場面:
 O Dieu de quelle ivresse embrases - tu mon âme 
iPad/iPhone用mp3
☆エピローグ:

iPad/iPhone用mp3
◎レビュー:
・Nytimes:Tempering His Strut, a Peacock Soars Without......./ZACHARY WOOLFE
*筆者のZACHARY WOOLFE氏は2010年の「ボエーム」のレビューはニューヨーク・オブザーバーに投稿しています。もう一つニューヨーク・タイムズのコラムに"Gift From the Musical Gods"という記事を書いていて、ブログでも紹介しています。「カリスマって何? クラシック音楽とオペラについて......ニューヨークタイムズ(2011.8.17)」内容は、"What Is Charisma?" クラシック音楽とオペラのアーティストのカリスマについての見解が述べられています。
・FT:Bartlett Sher’s messy production has been deftly refocused... /Martin Bernheimer
・Newyorkclassicalreview:An inspired cast makes trippy magic ......./Eric C. Simpson
・Huffingtonpost:"Hoffmann's" Tales Fabulously Staged With a Sterling Cast/Wilborn Hampton
・Superconductor:Opera Review: No New Tales To Tell/Paul J. Pelkonen
・Classicalsource:Bartlett Sher’s production of Offenbach’s ......./Fred Kirshnit
・Bachtrack:The eternal optimist: Grigolo’s Hoffmann ......./Robert Levine

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*  *  *  *  *  *  *
◎更にアントニアの場面とジュリエッタの場面の動画が追加されました。クラインザックスもアップして欲しい.....




*グリゴーロの「ホフマン物語」再生リスト
(2015.1.13)
*  *  *  *  *  *  *
   ◎初日にLive Streamがあります。
 1/12 Monday 7:25 (日本時間13日 火曜日 午前9:25)
 Abel; Morley, Gerzmava, Rice, Lindsey, Grigolo, Hampson


 2015年1月12日から「ホフマン物語」(1月12, 16, 22, 27, 31HD/2月5日)がはじまります。2009年の再演です。2009年にはキャストチェンジがいろいろありました(下記の関連記事)が、今回はシーズン発表時は、ヒブラ・ゲルズマーワ Hibla Gerzmava(1970.1.6 - )が4役に挑戦することになっていましたが、いつのまにかオランピア、ジュリエッタは別のソプラノになっていました。
 メトのYouTubeのチャンネルにドレスリハーサルの動画がアップされました。ホフマン物語はいろいろな版があって、ややこしいんですけど、一般的にジュリエッタの場面のフィナーレで演奏される6重唱「ああ、僕は心を失って "Hélas, mon cœur s'égare encore"」とオランピアの場面が一部紹介されています。




グリゴーロは2010年と2012年にチューリッヒ歌劇場で「ホフマン物語」(ケイとケックの新校訂版)を歌っています。

関連記事:
メトの《ホフマン物語》誤算続きのコケまくり... M・アルバレス、ビリャソンに続きパペまでも!
『ホフマン物語』 ヴィラゾンの代役はカレイヤに決定、そしてパペ、キャンセル(Mdokakipさんのブログ)
2009年のMadokakipさんのレポート:
LES CONTES D’HOFFMANN (Thurs, Dec 3, 2009) 前編
LES CONTES D’HOFFMANN (Thurs, Dec 3, 2009) 後編
チューリッヒ関連:
チューリヒ歌劇場 再演「ホフマン物語」レビュー 雑誌 l'opera( 2012.1)
チューリヒ歌劇場【ホフマン物語】2010. Apr. 23(コーノスさんのブログ)
ヴィットリオ・グリゴーロ主演《ホフマン物語》ケイとケックの新校訂版☆リハーサル写真チューリヒ歌劇場《ホフマン物語》舞台写真
《ホフマン物語》の呪い......&Vittorio Grigoloロールデビューのレビューいろいろ
《ホフマン物語》"酒こそ喜び...Amis, l'amour tendre et rêveur, Erreur!"


LES CONTES D'HOFFMANN
Jacques Offenbach-Jules Barbier

Hoffmann:Vittorio Grigolo
Olympia:Erin Morley
Giulietta:Christine Rice
Antonia/Stella:Hibla Gerzmava
Lindorf/Coppeius/Dappertutto/Dr. Miracle:Thomas Hampson
Nicklausse/Muse:Kate Lindsey
Andrea/Cochenille/Pitichinaccio/Frantz:Tony Stevenson
Luther:David Pittsinger
Nathanael/Spalanzani:Dennis Petersen
Hermann/Schlemil:David Crawford
Crespel:David Pittsinger
Mother's Voice:Olesya Petrova

Conductor:Yves Abel

Production:Bartlett Sher
Set Designer:Michael Yeargan
Costume Designer:Catherine Zuber
Lighting Designer:James F. Ingalls
Choreographer:Dou Dou Huang

チューリヒ歌劇場 再演「ホフマン物語」レビュー 雑誌 l'opera( 2012.1) ☆来期はリセウで..... [Les contes d'Hoffmann]

 演出家の入院、ソプラノ4役のエレーナ・モシュクのドクターストップといろいろなトラブルに見舞われた2010年3月初演の「ホフマン物語」が、プレミエと同じ、ヴィットリオ・グリゴーロとエレーナ・モシュクで2011年12月に再演されました。雑誌のレビューに再演が取り上げられるんはめずらしいようなきもしますが、グリゴーロ主演だったからでしょうか、イタリアのオペラ雑誌にレビューが掲載されました。
 ところで、バルセロナのGran Teatre del Liceuの来シーズン、来々シーズン等の公演の予測記事によれば、グリゴーロが来シーズン(2012-2013)「ホフマン物語」(2013.3〜4)と「椿姫」に出演するらしい、実現すればリセウ出演は、2006年のクーラ主演の「オテロ」以来7年ぶりということになります。

グリゴーロの部分だけ抜粋:
『このオペラは、音楽面でも演出面でも非常に難しいものがある.......
ヴィットリオ・グリゴーロが、主人公のホフマンを歌ったが、とても良かった。現在、間違いなく国際的舞台のスターであるグリゴーロは、今のオペラ界全体を眺めてみればトップの地位を獲得していることは間違いない。今、テノールは、天性の美しく豊かな広がりを持った声をいかにうまく使うかを知っている。強力かつ明瞭な高音に丁寧なフレージングとスフマトゥーレの頻繁で適切な反復、音色の多様性、表情に富むニュアンスを加える。ほとんどすべて素晴らしい。グリゴーロは、舞台で、情熱的な恋するバイタリティーあふれる若者を非常にのびのびと自然に演じる。このことは、もちろんロメオ、またデグリュー、そして青春を取り戻したファウストでもきちんと役割を果たしている。しかし、最も多様で多面的で複雑な苦悩に満ちた主人公であるホフマンでは十分とはいえない。したがって、少なくとも私たちにとって、歌の効果だけでなく、主人公の演劇への積極的なかかわりが不可欠なのだ。.......成功。ヴィットリオ・グリゴーロに喝采。』

◎バルセロナのGran Teatre del Liceu 公演予測:2012-2013シーズン
・2013年2〜3月 "Les contes d’Hoffmann" Laurent Pelly/Eglise Gutiérrez, Natalie Dessay, Ketevan Kemoklidze/Vittorio Grigolo, Piotr Beczala,Ismael Jord
・La Traviata. Natalie Dessay, Patrizia Ciofi, Aleksandra Kurzak/Vittorio Grigolo,Teodor Illincai

◎(関係ないけど)ネトレプコの今後の情報: l'opera( 2012年1月)インタビューより
・ザルツブルグ音楽祭で、ガッティ指揮、ミキエレット新演出の「ボエーム」、ロドルフォはベチャラ
・まずウィーンで「オネーギン」のタチアナ、クヴィエチェンと共演,次にメトで同役。
・2013年ベルリン、「トロヴァトーレ」のレオノーラ
・ミュンヘン、プッチーニの「マノン・レスコー」、カウフマンと共演
声が大きく重たくなってきて、もう「若い女の子」の役には向かなくなっているので、レオノーラを歌いたいとか。
ある著名な指揮者が、会うたびに「アンナ、一緒にノルマをやりましょう」と言ってくれるんだけど「OK! 数年のうちにやりましょう」と答えているとか......(どうやらこの指揮者はパッパーノのようです。ROHで歌う....と本人が言ったとか。このインタビューの時は、しつこく聞かれてもごまかしてましたが、活字になると困るとおもったんでしょうか) 

★ホフマン物語(再演)Les contes d'Hoffmann Offenbach (Revival) :4公演(12月6,9,13,16日)
David Zinman(Conductor),Grischa Asagaroff(Producer/production),Bernhard Kleber(Set design)Florence von Gerkan(Costumes),Jürgen Hoffmann(Lighting)
キャスト:Elena Mosuc (Stella), Elena Mosuc (Olympia), Elena Mosuc (Antonia), Elena Mosuc (Giulietta), Michelle Breedt (La Muse/ Nicklausse), Wiebke Lehmkuhl (La voix de la tombe); Vittorio Grigolo (Hoffmann), Franck Ferrari (Lindorf/Coppélius/Le docteur Miracle/Le capitaine Dapertutto), Benjamin Bernheim (Spalanzani), Reinhard Mayr (Crespel), Cheyne Davidson (Peter Schlémil), Martin Zysset (Andrès/Cochenille/Frantz/Pitichinaccio), Jonathan Sells (Maître Luther), Michael Laurenz (Nathanaël), Kresimir Strazanac (Hermann), Aaron Agulay (Wilhelm), Armando Pina (le capitaine des Sbires)
◎YouTube:LES CONTES D' HOFFMANN - OFFENBACH

関連記事:
年末から年始にかけての公演 ☆チューリヒの「ホフマン物語」とDOBの「ボエーム」
ヴィットリオ・グリゴーロ主演《ホフマン物語》ケイとケックの新校訂版☆リハーサル写真
チューリヒ歌劇場《ホフマン物語》舞台写真
《ホフマン物語》の呪い......&Vittorio Grigoloロールデビューのレビューいろいろ
《ホフマン物語》"酒こそ喜び...Amis, l'amour tendre et rêveur, Erreur!" ☆カレヤ&グリゴーロ

《ホフマン物語》"酒こそ喜び...Amis, l'amour tendre et rêveur, Erreur!" ☆カレヤ&グリゴーロ [Les contes d'Hoffmann]

◎やっとチューリヒ歌劇場のサイトに"Les contes d´Hoffmann"のビデオクリップがOpernTVにアップされました。同時にYouTubeにもアップされています。おそらくエレーナ・モシュクの舞台復帰を待っていたのでしょう...モシュクの4役よさそうです。(2010.3.25)

 YouTubeにアップされたものの一部を頂いて再編集しました。そのままリンクするのが筋でしょが、グリゴーロの部分だけカットして歌詞をつけました。本当によく動いて楽しい! 写真をクリックするとビデオクリップにリンクしています。


ジュリエッタの幕の最初の「舟歌 Baracarolle」に続いてホフマンが歌う「酒こそ喜び、快楽こそ全て」

★同世代のホフマン:
Joseph Calleja:メトロポリタン歌劇場
James Levine (2009.12.19)
Vittorio Grigolo:チューリヒ歌劇場
David Zinman (2010.3.18)
★この歌のメトの動画がありましたので再生リスト"Les Contes d'Hoffmann - 'Amis, l'amour tendre et rêveur,'"を作成。グリゴーロ、カレヤ、ついでといってなんですがドミンゴのも視聴できます。(3.27追記)

元のVideoClip→再生リスト:Les Contes d'Hoffmann カーテンコール、OpernTVのクリップも有り

関連記事:
[Les contes d'Hoffmann]
プッチーニ・ガラコンサート: Teatro Pérez Galdós(2008.12.16〜) カレヤも一緒に出演

メモ:gri_hoffmann_kashi.mov

《ホフマン物語》の呪い......&Vittorio Grigoloロールデビューのレビューいろいろ [Les contes d'Hoffmann]

Zürich is verliefd op Vittorio Grigolo:生き生きとした洗練されたパフォーマンスによって、舞台のスターだった....(本文に追記)

„Les contes d'Hoffmann“ am Opernhaus Zürich unter keinem guten Stern:グリゴーロは、声楽的にも役者としても詩人ホフマンだった....(本文に追記)


Wenn der Teufel seine Finger im Spiel hat:Anna Kardos. :ホフマンのグリゴーロが登場すると特別な感じになった。クラインザックの歌では、まさにZackがそこにいた。(本文に追記)

NZZonline:Französisch auf Italienisch:出た!ネガティヴレビュー「完全なミスキャスト.....好みじゃないとしても、才能があるのは確か.....」(本文に追記)


3月15日記載分
 チューリヒ歌劇場、新演出の《ホフマン物語》で4役を歌うことになっていたエレーナ・モシュクが、喉の感染症でドクターストップ、波乱の幕開けとなりました。四谷怪談のように《ホフマン物語》にも呪いがあったとは......しかし、こういう最悪の事態にどう対応するかが劇場支配人の能力、腕の見せ所.....アレキサンダー・ペレイラ氏は、「最悪のケースを素晴らしい夜にした」ようです。
 ネットにレビューが徐々にアップされていますので、見つけ次第追加していきますが、一番のりのレビューから紹介します。

Zürich: LES CONTES D'HOFFMANN, 13.03.2010
Für oper-aktuell: Kaspar Sannemann, den 13. März 2010 から抜粋

 1881年12月8日、《ホフマン物語》の2日目の公演前の、ウィーン歌劇場でのひどい劇場火災(400人近く死亡)以来、この作品の呪いは続いている。劇場支配人たちはこのオッフェンバックの名作の上演をずっと恐れている。2010年チューリッヒでの新演出もどうやらこの呪いを逃れることはできなかったようだ。幸い嘆き悲しむような犠牲者はなかった。練習が始まる前日、演出のトーマス・ラングホフが手術をせざるをえなくなり、すでに完成していた舞台装置、衣装で、より上位の演出家のグリシャ・アサガロフが代わって演出したのはよかった。プレミエの24時間前、モシュクが医者の忠告で4つの役を歌うのを断念しなくてはならなくなった。4つの役全部の代役ができるソプラノを見つけるのは不可能だ。


 そこで、プレミエを救うべく独創的な解決が求められた。モシュクは演技はできる。代役は舞台の袖にひそかに立つ。アンサンブルメンバーのSen Guo が、彼女の非凡なツェルビネッタと同じぐらい卓越してオランピアを歌った。すばらしいロールデビュー。一晩で勉強したのだ。アリアだけはすでに一度コンサートで歌ったことがある。モシュクは演技に集中できた。ものすごく衝撃的だった。ガラスの白雪姫の棺から起き上がったセックスアピール満点のマリリンモンロー人形が生き返ったみたいだった。かっこよくて輝かしい声で歌われるグリゴーロのホフマンがこの人形に溺れるのも驚くにあたらない。グリゴーロのロールデビューも注目され賞賛された。Klein-Zachの歌はミニドラマだが、すごく表情豊かで、破綻のない声を意のままにしていた。正確で勝ち誇るような高音は突出した歌手たちを恐れる必要がない。アントニアでは、優雅に優しく歌った。最高にドラマチックなジュリエッタのフィナーレは爆発した。4時間ほとんど休みがないにもかかわらず疲れを知らなかった。1980年チューリヒのクラウスやシコフの最盛期1995年の声の洗練さはないが、若々しくはつらつとしていたのは確かだ。.................
結論:
 最悪のケースが、ずば抜けて素晴らしい夜になった。素敵な、ノーカットの音楽、繊細さに溢れ、偉大な歌手と刺激的なプロダクション、レッツゴー! 

3月16日追記分
Wenn der Teufel seine Finger im Spiel hat :Anna Kardos. 15.03.2010
『ホフマンのグリゴーロが登場すると特別な感じになった。空気を燃え上がらせた。生々しく人物を浮かび上がらせた。声は気持ちよく上昇。精巧に磨き上げられた声。輝くような情熱があった。クラインザックの歌では、まさにZackがそこにいた。物語のホフマンは文字通り作者のホフマンで、複雑で多面的な人物だ。』

NZZonline:Französisch auf Italienisch :Peter Hagmann/15. März 2010
『劇場は24時間内に3人の歌手を確保し、短時間のリハーサルで準備できたのはめでたいことだった。オランピアは、中国人。アントニア&ステッラは、Raffaela Angeletti 完璧なイタリア人(スイスで選挙権有り)押してるしビブラートがすごい。ジュリエッタは、Riki Guy 暗くて静か。神秘的で不気味。暖かい響きで落ち着いた伸びのある声。残念ながら声が小さい。
グリゴーロは、役を取り違えていた。たとえば、プッチーニのボエームのロドルフォ。好みじゃないとしても、才能があるのは確か。完璧な高音で歌う。耳にがんがん響くフォルテに何度も持っていく。しかし、小さくもする。すばやくピアニッシモに落とことができる。頻繁にやりすぎるので、うんざりする。ひどいミスキャスト。』
ミスキャストとは、この筆者のホフマンのイメージからかけ離れていたということなのか......こんなホフマン見たことない...ということなんでしょうが、だとすると、グリゴーロ独自のスタイルのホフマン、つまりイタリア的過ぎるという批判でしょうけど、もっと軽くミュージカル風に歌えってことかな....

※このレビューに対して、「NZZの批判の批判」という題でコメントを書いているブロガーがいます。このブロガーさんは、グリゴーロのホフマンの歌唱も演技も満足だったようです。また、「NZZは、もっともネガティブな批評の一つを公開した。オペラ上演についてこんなのは読んだことがない。指揮者を除いて、すべてが気にいらなかったようだ。」とコメントしている人もいました。

3月17日追記分
„Les contes d'Hoffmann“ am Opernhaus Zürichunter keinem guten Stern16.03.2010
これほどの配役は将来的にも望めないだろう。カリスマ的テノール、ヴィットリオ・グリゴーロは、声楽的にも役者としても、詩人ホフマンだった。繊細な陰影のあるピアからすごいフォルテまで....

Zürich is verliefd op Vittorio Grigolo Alessandro Anghinoni/15 maart 2010(オランダ語)
ヴィットリオ・グリゴーロは、チューリヒ歌劇場で愛されている。《ホフマン物語》のプレミエ(3/13)は不運続きであったが、グリゴーロは、その活発で洗練されたパフォーマンスで、スターとなった。.......この作品において、舞台上のレオナルド・ディカプリオのような若いイタリア人テノールのヴィットリオ・グリゴーロのホフマンは、全幕を通して、観客の心をつかむことに成功した。
(そりゃないでしょう...というゆなあんまりな訳がありましたらご指摘お願いします)

※トーマス・ラングホフ Thomas Langhoff

関連記事:[Les contes d'Hoffmann]

Zürich_ LES CONTES D'HOFFMANN, 13.03.2010.pdf
Wenn der Teufel seine Finger im Spiel hat - News Kultur_ Klassik - derbund.ch.pdf
Französisch auf Italienisch (Kultur, Bühne und Konzert, NZZ Online).pdf
Zürich is verliefd op Vittorio Grigolo.pdf

チューリヒ歌劇場《ホフマン物語》舞台写真 [Les contes d'Hoffmann]

◎3月16,18,21,24日は、オランピア= Sen Guo、ステラとアントニア=Raffaela Angeletti、ジュリエッタ=Riki Guyというキャストが発表されました。あとの26,31日と4月3日は4役モシュクの予定です。舞台は本当に蓋を開けるまで分かりませんね。(2010.3.15)

◎4役を歌うエレーナ・モシュクにプレミエ24時間前にドクターストップがかかって、えらいことになったようですが、結果は、チューリヒ歌劇場の大勝利.....ノーカット版で、音楽も歌手も舞台も最高!(2010.3.14)

ホフマン物語 Les contes d'Hoffmann Offenbach (Premiere) 3月13日〜4月3日まで(全8公演)
ヴィットリオ・グリゴーロ Vittorio Grigolo (Hoffmann)
エレーナ・モシュク Elena Mosuc (Stella/Olympia/Antonia/Giulietta)
ローラン・ナウリLaurent Naouri (Lindorf/Coppélius/Miracle/Dapertutto)

★チューリヒ歌劇場 Foto-Datenbank から(クリック拡大)
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関連記事:[Les contes d'Hoffmann]

ヴィットリオ・グリゴーロ主演《ホフマン物語》ケイとケックの新校訂版☆リハーサル写真 [Les contes d'Hoffmann]

チューリヒ歌劇場:《ホフマン物語》 2010年3月13日〜4月3(全8公演)
Magazin 10  Les Contes d'Hoffmann.pdf

Les contes d'Hoffmann(Premiere)
Dirigent :David Zinman
Inszenierung:Grischa Asagaroff
Bühnenbild:Bernhard Kleber
Kostüme:Florence von Gerkan
Lichtgestaltung:Jürgen Hoffmann
Choreinstudierung:Jürg Hämmerli
キャスト
Elena Mosuc (Stella/Olympia/Antonia/Giulietta)
Michelle Breedt (La Muse/ Nicklausse)
Wiebke Lehmkuhl (La voix de la tombe)
Vittorio Grigolo (Hoffmann)
Laurent Naouri (Lindorf/Coppélius/Miracle/ Dapertutto)
Benjamin Bernheim (Spalanzani)
Giuseppe Scorsin (Crespel)
Cheyne Davidson (Peter Schlémil)
Martin Zysset (Andrès/Cochenille/Frantz/Pitichiaccio)
Davide Fersini (Maître Luther)
Thierry Duty (Nathanaël)
Kresimir Strazanac (Hermann)
Pablo Ricardo Bemsch (Wilhelm)
Adam Palka (le capitaine des Sbires)
Orchester der Oper Zürich/Chor der Oper Zürich  
日程:3月13,16,18,21,24,26,31/4月3日  詳細:チューリヒ歌劇場ウェブサイト

★Opernmagazin-Onlineからリハーサル写真(クリック拡大)
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 《ホフマン物語》は、未完成のままオッフェンバックが亡くなったこともあり、いろいろな版、主なものとして、ギロー版、シューダンス版、エーザー版があり、これらの版を基本に、指揮者や演出家が追加したり、カットしたり、更に公演ごとに変更を加えたりで、複雑でわけのわからない状態になっていて、「レヴァイン版」とか「ザルツブルグ版」と呼ばれたりするものもあります。今回、チューリヒ歌劇場では、指揮者のデイヴィッド・ジンマン David Zinmanの意向によるものでしょう、「ケイとケックの新校訂版 "Michael Kaye & Christophe Keck (2005)"」を採用しています。

 このグリゴーロ主演の《ホフマン物語》がどの版を採用するのか、ということには興味もなかったのですが、音楽学者のマイケル・ケイ Michael Kaye氏が、ヨーロッパの劇場の多くは自分の版を使っているのに、レヴァイン=メトロポリタン歌劇場が無視したという不満を述べている「ボルチモア・サン」の記事を見つけました。

"Met Opera's new "Hoffmann" production short on musicological scholarship"

 昨年末に、メトロポリタン歌劇場でもレヴァイン指揮で新演出の《ホフマン物語》が上演され(HD上映も行われた)ましたが、この時に、ケイ氏は、自分たちの新校訂版をレヴァインと演出家にも使うようにお勧めしたそうですが、全く関心も示さず否定された。ヨーロッパの多くの劇場は、すでに私たちの版で演奏しているし、来年の3月のチューリヒ歌劇場のヴィットリオ・グリゴーロ主演の《ホフマン物語》にも採用されるんだよ.....ということです。

 つまり、1984年にオッフェンバックの自筆稿が発見されて、これをもとにケイ氏が校訂版を作成して、同様に新校訂版(ケック版)を出版していたケック氏と協力して、2005年に「ケイとケックの新校訂版《ホフマン物語》」を出版。それをレヴァインたちが、完全な自筆稿の存在を無視、否定するのは理解できない.....現在最もオッフェンバックの残した《ホフマン物語》に近いのは、私たちの「ケイとケックの新校訂版 (2005)」なのに、レヴァインは、自筆稿が発見される前のままの演奏を続けて、新しい私たちの版を学ぶことを拒んでいる.....メトの歌手、オケの奏者、観客は、真のオッフェンバックの《ホフマン物語》から遠ざけられている。今後、この新演出が再演される際には、真のオッフェンバックによる音楽を含む版つまり、私たちの「ケイとケックの新校訂版 (2005)」が採用されるかもしれない.....というような内容です。

参考:
ケイ氏の主張.txt:交流ブログの記事 "LES CONTES D’HOFFMANN (Thurs, Dec 3, 2009)"の関係部分

デイヴィッド・ジンマン David Zinman:1936.7.9 - ニューヨーク
ローラン・ナウリ Laurent Naouri :1964- [フランス]

Hoffmann_baltimoresun.com.pdf
Hoffmann_Synopsis.pdf

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