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ヴィットリオ・グリゴーロ公演一覧:1990年(13才)〜2001年24才まで [公演一覧]

◎下記の公演記録の1996年デビューの時の演奏会の写真を発見。2011年に指揮者のGiuliano Fracasso氏がfacebook に掲載したものです。tenore Vittorio Grigolo (al suo debutto) と書いてあります。
(2017.2.8)


◎下記の公演記録の1999年オランダのアーヘンでの「カルメン」(グリゴーロはレメンダート)の写真がグリゴーロのfacebookに掲載されましたので追加しました。『Arturo Cauli (写真ではグリゴーロの左、ダンカイロ役)が亡くなったことを知りました.....彼とは「カルメン」のとても難しい4重唱を歌ったことが素晴らしい思い出です.....』と綴っています。Arturo Cauli 氏の訃報記事はこちら。(2013.2.17追記)

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ヴィットリオ・グリゴーロの公演リスト作成。いつの時点で、オペラ歌手に専念するつもりになったのか、はっきりしませんが、少なくとも「兵役免除」の申請をした時点では、将来的にオペラ歌手としてやっていくつもりだったはずです。2001年(24才)くらいまでは、イタリア内外で「小さい役」で舞台に立っていた時期です。
 1977年2月19日、イタリア、トスカナのアレッツォで、父エルミージョ、 母 マルチェッラの一人息子(三男)として生まれる。(ポップ系の公式サイトでは一人息子ととれる記載があるが、オペラ雑誌"OPERNGLAS 2009年7/8号"で、三人兄弟ということが判明、父親が40才の時に生まれているので、末っ子で間違いないと思う。。。。。
 ところが、やっぱり一人息子だった...自分に兄(腹違い)がいるのを知ったのは13才の時で、自分でためたお小遣いでローマからアレッツォに会いに行った話しが、2012年10月頃に雑誌で紹介されていました
 父はインテリア関係の会社を経営、オペラ愛好家でもある。

gri_tokyo_1.jpg 9才の時、バチカン・システィーナ礼拝堂聖歌隊(Pueri Cantores del Coro della Cappella Sistina )のオーディションを受け合格、入学のため一家でローマに引っ越す。
 14才までの5年間、バチカンでマエストロ Mons.ドメニコ・バルトルッチのもと音楽教育を受け、そこで初等教育も受ける。少年聖歌隊では、11才からソリストを務め、声楽以外にピアノ、ギター、トランペットを習う。14才から、ローマのフランス人学校の中学Collegeに入学して、高校にあたるLyceeを卒業。変声期が終わってからバス歌手のDanilo Rigosaの個人レッスンを受け歌の勉強を続ける。

1990年(13才)〜2001年(24才)までの公演一覧 (2009.1.16 現在把握しているもの)

★1990年(13才):ローマ歌劇場《トスカ》羊飼い:ビデオクリップ 
 共演したパヴァロッティ感動、マスコミから"Pavarottino"と呼ばれる

☆1996年(19才): 第12回声楽国際コンクール"R. and F. Mecenati"で、奨学金を受けると同時に、
 ロッシーニ"Messe Solennelle"でデビュー
gri_Petite Messe Solennelle1996.jpg
ロッシーニ:小荘厳ミサ曲 (Rossini: Petite Messe Solennelle)
ヴィチェンツァのAuditorium Canneti
指揮:Giuliano Fracasso
ソプラノ:Antonella Trevisan
メゾ・ソプラノ:Silvia Boesso
テノール:Vittorio Grigolo (デビュー)
バス:Eugenio Leggiadri
 *出演者と歌手デビューの貴重な写真(右上)は、2017.2.8追加

☆1998年5月、ロッシーニの"Petite messe solennelle " 演奏
 ロヴィーゴのLendinara広場のSan Biagio教会

 写真右)先生のバス歌手Danilo RigosaとVittorio Grigolo



★1998年11月22日(21才):クロアチアのスパラート《イタリアのトルコ人》ナルチーゾ (詳細)

Il Turco in Italia

Selim:Ivica Čikeš
Donna Fiorilla:Jolana Fogasova
Don Geronio:Bojan Šober
Don Narciso:Vittorio Grigol
Zaida:Neda Martić
Albazar:Vinko Maroević

Zbor i orkestar HNK - Split
Dirigent: Nikša Bareza
Redatelj: Ozren Prohić

★1999年3月26日(22才): オランダ:アーネム・ヘルレドーム・スタジアム《カルメン》レメンダード
 (キャスト詳細) このスタジアムの公演でボンファデッリの《椿姫》のDVDがありましたが、おでこにマイクつけてました。
写真がグリゴーロのfacebookに掲載されましたので転載します。(2013.2.17)
Gelredome Stadium Arnhem, The Netherlands
Premiere: March 26th, 1999/Performances: 2/Visitors: 16.000
Conductor: Pierre Michel Durand
Orchestra: Bourgas Philharmonic Orchestra
Choir: Bulgarian National A Capella Choir

Sarah M’Punga (Carmen)
Bojidar Nikolov (Don José)
Stefano Rinaldi-Miliani (Escamillo)
Eva Lind (Micaela)
Gabriele Monici (Zuniga)
Birgit Beer (Frasquita)
Alexandra Rivas (Mercedes)
Arturo Cauli (Dancairo)
Vittorio Grigolo (Remendado)
Damir Basyrov (Morales)
gri_ramendato_1999_.jpg


★1999年7月、ロヴィーゴのレンディナーラ広場でロッシーニ《セビリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵

★1999年7月8日:Abano Terme《セビリアの理髪師》アルマヴィーヴァ伯爵
 アーバノ・テルメは、パドヴァから15km、バスで30分ほどの温泉地

★1999年11月24,26,28,30日:メッシーナ《ランメルモールのルチア》アルトゥーロ
 ディミトラ・テオドッシュ ...(キャスト詳細) ビデオクリップ

2000年3月:徴兵義務を免除される

★2000年3月27,28,29,31日 4月2日(23才):カリアリ《椿姫》ガストン
 レナート・パルンボ指揮、ガイヤルド=ドマス、アキレス・マチャド (キャスト詳細)
★2000年4月29〜5月3日(23才):ローマ歌劇場《椿姫》ガストン(4/29, 5/2,3)
 エヴェリーノ・ピド指揮、ディミトラ・テオドッシュ、ロベルト・アロニカ、ルーチョ・ガッロ、ビデオクリップ
★2000年5月29〜6月4日:カリアリ《ドン・ジョヴァンニ》ドン・オッターヴィオ(6/1)
 ジェラール・コルステン指揮、シモーネ・アルベルギーニ (キャスト詳細)

★2000年10月5日:フィレンツェ《キリスト降誕のオラトリオ》ドメニコ・バルトルッチ作曲
 バルトルッチ指揮、ソリスト:Chiara Angella, Gabriella Sborgi, Vittorio Grigolo, Umberto Chiummo
 la Repubblicaの記事Bartolucci in prima col Maggio


★2000年11月16日:ミラノ・スカラ座 《オープニングコンサート》スカラ座デビュー最年少
 ムーティ指揮 プログラム詳細、MP3

★2000年11月29〜12月16日、2001年1月12,14日:ボローニャ《さまよえるオランダ人》舵取り
★2001年1月24〜 2月4日:ボローニャ《ランスへの旅》
★2001年4月4〜13日(24才):ボローニャ《一日だけの王様》イヴレーア伯爵
★2001年4月22日 :ピアチェンツァ・Municipal歌劇場《一日だけの王様》

★2001年6月〜7月1日:ラヴェンナ音楽祭《カプレーティとモンテッキ》テバルド
  J.コヴァチェフ指揮、キャスト詳細・記事

★2001年9月26〜30日:ロヴェレート国際モーツァルト祭《モーツァルト:大ミサ曲 ハ短調 KV427》
 アイヴォー・ボルトン (Ivor Bolton)指揮、ソリスト:Sandrina Piau,Anna Bonitatibus,Vittorio Grigolo,Enrico Turco 新聞記事
 トレンティーノ県第二の町ロヴェレートは1769年に当時14歳のモーツァルトがイタリア初演奏をした町

★2001年11月23〜30日、12月2〜5日:ボローニャ《ファルスタッフ》フェントン(25,27,5)
 ガッティ指揮、ピエル・ルイジ・ピッツィ演出 (キャスト詳細)

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 こうしてみると、この世代にしては19才でデビューは早いし、音楽院に行ってないのもめずらしいですけど、バチカンで音楽教育を受けたということで必要ないと判断したそうです。イタリアでは、オペラ歌手には卒業証書はいらない.....と言われていて、学歴は関係ないですから。政治学の学位を持っているということですので、一般の大学(多分ローマ大学)には行ったようです。
 9才からバチカン・システィーナ礼拝堂聖歌隊(Pueri Cantores del Coro della Cappella Sistina )で初等教育と音楽教育をを受けた後、14才からローマのフランス人学校の中学Collegeに入学して、高校にあたるLyceeを卒業。両親はこの頃から将来はオペラ歌手に...と思っていたんでしょう。今のイタリア人オペラ歌手にとって、フランス・オペラははずせないでしょうから。
 オペラ歌手になるための勉強は16才からずっと個人レッスン(今も同じ先生 Danilo Rigosa についている)です。18才の時にVienna Opera Companyに所属してオペラの勉強をしています。
 デビュー後数年は、それほどオペラの舞台に立っていませんが、これは、ルッジェーロ・ライモンディの本にも書いてありますが、舞台に立つための準備と勉強が大切、ということだと思います。
 ライモンディは、デビュー後すぐに当時のフェニーチェ座のインテンダント、マリオ・ラブロカに見込まれて、5年契約をしています。これは、そうそうあることではなく非常に恵まれたスタートでした。専属とは言え、将来的に主役級の歌手を育てるのが目的だったので、なんでもかんでも歌わせるということではなく、勉強する時間も充分にあったようです。ちなみに最初の年は、ストラヴィンスキーの《オイディプス王》のティレジアスと、ヴェルディの《イエルザレム》のルッジェーロ、《ファルスタッフ》のピストーラ、「小さい役」3演目8公演だけでした。
 グリゴーロも奨学金をもらっていますから、3年間くらいは、勉強がメインで舞台経験もちょっと...ということのようです。

参考:RRのエピソード:オペラ歌手デビュー(21)一か八かのプロチダ

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