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ヴェルビエ音楽祭2014:ハーディング指揮「外套」と「ドン・カルロ3幕/4幕」 (2014.7.27) Medici.tv で生中継 [ドン・カルロ]

◎レビュー:«Don Carlo» aux voix éloquentes

 Medici.tv のチャンネルに宣伝用のビデオクリップがアップされました。全曲見てね!ということで「概要」にリンクしています。親切ですね。




 私がアップしたグリゴーロの抜粋版(下の動画)は、Believe Musicとかが「映像と音声のコンテンツ 管理者」として著作権を主張してきましたが、全体ではなく19:09からなので、この部分に関して、Verbier Festival あるいは、Medici.tvから著作権を得ているということなんでしょう。なので、私が作った動画にも宣伝が入ることになります。(2014.7.30)

◎全曲ご覧頂けます......http://www.medici.tv/#!/daniel-harding-il-tabarro-don-carlo-verbier-festival  (201407.29)

◎ グリゴーロのドン・カルロの部分だけの動画を作りました。4幕イタリア語版の3、4幕ですので、フィリッポもロドリーゴもエボリもエリザベッタもすてきな長いアリアがありますが、カルロはなにも無し.....

チャンネル削除のため視聴できなくなりました


 アルメニアのソプラノ、Lianna Haroutounianは、ここ数年大劇場で活躍をはじめたようですが、年齢不明、見た目は40過ぎっぽい.....フリットリの方が華がある....経歴には年齢のわかる情報を意図的に隠しているかんじがします。唯一年齢を推測できる情報は、小さい時からオペラを聞いて育ち、14才でゼッフィレッリの映画版「La traviata」を見て歌手の道に進んだとか....そうすると1982年に見たとすると1968年生まれってことだけど.....公開時に見たとは限りませんが、当たらずとも遠からずかな。(2014.7.28)
*Lianna Harutyunyanで検索したら1975年生まれと記載しているサイトがありました。アルメニアってアルメニア文字で独自のものなんですね......最近本人がアルファベートの表記を変えたみたいです。

◎キャスト変更です。バリトンのアレクセイ・マルコフAlexei Markov(1979.5.26 )が健康上の理由で降板、ベテランのルーチョ・ガッロ Lucio Gallo (1959.7.9)に代わりました。ガッロは、新国で何度も聞いていますし、若手のアレクセイ・マルコフを聞いてみたかったような.....(2014.7.26)

 「ヴェルビエ音楽祭2014」7月27日午後7:00、日本では7月28日午前2:00からのコンサートが、Medici.tv でライブ放送されます。グリゴーロはイタリア語4幕版「ドン・カルロ」の3幕/4幕に出演しますが、この役は、2008年に歌っていて、公演も大成功で、評価も高かったのですが、「まだ、声に合わない」とかで一旦レパートリーからはずして、6年振りの「ドン・カルロ」になります。また、プッチーニの三部作の「修道女アンジェリカ」では定評のあるバルバラ・フリットリですが、このコンサートでは「外套」のジョルジェッタ.....もしかしたらロールデビューですか? もともとはEva-Maria Westbroekでした.....フリットリならエリザベッタも歌って欲しいところです.....ミケーレとロドリゴは同じバリトンさんなんだから。まあ、最初から決まっていた人をクビにはできませんよね。Lianna Haroutounianは、ロンドンでもハルテロスの代役で歌ったことがあるんですね。ロンドンの椿姫さんのブログに「ドンカルロの代役ソプラノ速報」という記事があります。

verbie.jpg
 ダニエル・ハーディング指揮によるプッチーニ(外套)とヴェルディ(ドン・カルロ)-アレクセイ・マルコフ ルーチョ・ガッロ(ミケーレ/ロドリーゴ)、バルバラ・フリットリ(ジョルジェッタ)、ヴィットリオ・グリゴーロ(ドン・カルロ)

 Medici.tv で生中継ということですが、日本語?のサイトがありますが、なんだかわけの分からんMedici.tv なので、音楽祭第一日目をお試し視聴してみましたので、分かったことを参考までにご報告します。

◎ Medici.tv について:
 27日にそなえて Medici.tv を視聴してみました。日本語のサイトがありますが、中途半端だし、首をかしげるような日本語もあったり、「ちゃんとした」日本人を雇ってないのは明らかで、とにかく説明不足で試してみなきゃわからん状態です。結論から言いますと、ヴェルビエ音楽祭第一日目のライヴ「シャルル・デュトワ指揮によるラヴェル、チャイコフスキー、ブラームス-マルタ・アルゲリッチ」は、無料で全編視聴できました。しかも、今現在オンデマンドで見られますが、いつまで視聴できるのかはどこにも書いてないような....見当たりません。なので、27日の演奏も多分見られるはずだと思います。オンデマンド可能になるかどうかは分かりません......ほんと、説明不足!
 とりあえず無料登録はしたほうがいいと思います。登録してログインしないとポップアップで「無料登録」勧誘の画面が出てきますし。その画面には「無料登録をして、クラシック音楽における最も素晴らしいイベントから生中継でお届けする年間 100本のライブイベントをお楽しみください。」と書いてありますから、「生中継でお届けする年間 100本のライブイベント」は無料で見られるって解釈できますよね。
 ちなみにコンサート、オペラ、ドキュメンタリー等たくさんのビデオがありますが、これは、「無料登録」では数分の抜粋しか見られませんので、有料会員になる必要があります。iPad、Phoneでも見られますから、テレビにつなげば、大画面で楽しめますし、見たいものがあればお金払ってもいいと思います。
 なんの説明もないですから、もしかしたら、「無料登録」の場合は、一本だけ見られるとか、数日だけとか規制があるかも...という不安はありますが、27日、楽しみにしてます。

Verbier Festival:Sunday 27 July 2014, 19:00 | Salle des Combins
Daniel Harding | Conductor
 Giacomo Puccini : Il tabarro
 Alexey Markov Lucio Gallo (Michele)
 Barbara Frittoli(Giorgetta)
 Thiago Arancam (Luigi)
 Ekaterina Semenchuk (La Frugola)   

 Verbier Festival Orchestra
Giuseppe Verdi :Don Carlo, actes III et IV  
Vittorio Grigolo (Don Carlo)
Lianna Haroutounian (Elisabetta)
Daniela Barcellona (Eboli)
Alexey Markov Lucio Gallo(Rodrigo)
ldar Abdrazakov (Filippo II)
Mikhail Petrenko (L'Inquisitore)

2008年6月26日のジュネーヴ大劇場の「ドン・カルロ」の"Don Carlo Highlights"をyoutubeにアップしました。音源は2008年9月6日に放送されたものです。

チャンネル削除のため視聴できなくなりました


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ジュネーヴ大劇場《ドン・カルロ》:グリゴーロ無しの初日レビュー [ドン・カルロ]

  定期購読しているオペラ雑誌(l'opera)の10月号がやっと届きました。数年前からスイスの代理店を通して定期購読していましたので、早くて安かったのですが、うまく継続更新できなかったので、日本の代理店に替えたのですが、遅くて高い(確実性が取り得).... ということで、今頃10月号なんです。
 そして、今月号にやっとジュネーヴ大劇場の《ドン・カルロ》のレビューが掲載されました。この雑誌は、レビューが早いのが特徴ですが、イタリアらしく月刊誌にも夏休みがあるので、遅くなったようです。しかも、やっぱりそうか.....なんですが、グリゴーロが出演した日のレビューではありませんでした。基本的に、初日のレビューを掲載するのが原則のようです。ヴィットリオ・グリゴーロは喉頭炎のため、初日の6月16日と19日の公演は、キャンセルで、22,24,26,28日は、回復して出演したんですけど。ということで、ドン・カルロは、代役のマリオ・マラニーニ(1958.6.12 イタリア)についてのレビューとなっています。

前置きが長くなりましたが、全体的に、演出も音楽も非常に素晴らしいもので、歌手にもあながなかった....というレビューでした。代役のマリオ・マラニーニは、年齢的にはいくらなんでも18才のドン・カルロには見えませんが、スカラ座の「無益な用心」としか考えられないドタバタ劇で第2キャストから突如第一キャストになっちゃったスチュアート・ニールとは大違い、体型は、グリゴーロと同様スマートです。急な代役なので、衣裳が合うということも考慮に入れて捜したのでしょうか。しかも歌も良かったようです。このプロダクションも他のキャストも好評です。

『ジュネーヴ大劇場の2007/2008シーズンは、ヴェルディの《ドン・カルロ》(1884年1月10日、イタリア語4幕ミラノ・スカラ座バージョン)で、幕を下ろした。オリジナルは、フランスの二人組 パトリス・コリエ&モーシェ・ライザー(Patrice Caurier と Moshe Leiser )演出による新制作で、指揮はロベルト・リッツィ・ブリニョーリ..........タイトル・ロールの直前の代役にもかかわらず、全てのキャストは、声的にも最高だった。
ドン・カルロ役で、本当に期待されていたヴィットリオ・グリゴーロは、突然の健康上の理由(咽頭炎)で、マリオ・マラニーニ(1958.6.12 -イタリア)が代役に立った。彼は、明瞭な響きと同様に美しいディクションで、声楽的観点からも満足のいくものだった。
若いブルガリア出身のバス、オルリン・アナスタソフの偉大な権力者フィリッポは、完璧で声楽的にも最高に安定していた。
スコットランド人のバリトン、アンソニー・マイケルズ=ムーアは、ポーザ侯爵として、威厳もあり、ぴったりな声域であるが、声楽的観点からよりも演劇的観点から更に納得させるものだった。
カナダ出身のソプラノ、ミッシェル・カパルボは、強烈なエリザベッタで、彼女の心の奥と気難しさを演劇的に完璧に具体化した。非常に計算されたピアニッシモと音色のニュアンスは、上品さと精神的なもろさを誇示した。
フランス出身のシルヴィー・ブルネットは威厳のある完璧なエボリだった。
若くて前途有望なブルガリアのソプラノ、テオドラ・ゲオルギューは、とびきり上等のテバルドだった。
アイスランド出身のクリスティン・ジグムンドソン は、尊大で恐ろしい大審問官にピッタリだった。.....Ching-Lien Wu 指導の下、合唱団は素晴らしく力強く情熱的で、いつものことだがイタリア語のディクションも最高で、納得させられるものだった。....
若い指揮者、ロベルト・リッツィ・ブリニョーリは、いつもすべてのセクションで柔軟かつ華麗なスイス・ロマンドオーケストラの最高の能力を引き出し、ヴェルディ的暗くくすんだ音色を再構築した。歌手に対しても最高のサービスをしたが、決して、支配権を弱めるものではなかったし、同様にテンポを完璧に持続し、オーケストラと舞台のバランスをとることは容易ではないことを心得ていた。.......このヴェルディの傑作《ドン・カルロ》は、全公演売り切れ状態だった。』l'operaから

こんな感じのレビューですが、演出、演奏、歌手、三拍子揃って素晴らしい公演だったようです。グリゴーロが出演していれば、きっと他のレビュー同様更に絶賛されていたと思うと、プレミエのキャンセルは本当に残念です。
★キャスト詳細→Grand Théâtre de Genève

関連記事:ジュネーヴ大劇場《ドン・カルロ》

余談:オペラのレビューについて
オペラのレビューは、初日を観て書くのが、原則ということになっているそうです。従って、この《ドン・カルロ》もグリゴーロのシングルキャストにもかかわらず、雑誌では、初日のレビューが掲載されました。こういう経験は前にもあるんです。ルッジェーロ・ライモンディのシングルキャストでボローニャ歌劇場、新演出の《ドン・パスクアーレ》が上演されましたが、ライモンディは、最初の2公演をインフルエンザで歌えなくなり、ボローニャ出身で親友でもあるブルーノ・プラティコに代役を頼んだんですが、その時のレビューが、ライモンディのための公演だったにもかかわらず、やっぱり初日のものでした。
しかし、初日じゃないのもあるんですね。たまたま、ここ界隈で話題のロシア人バス歌手ヴィノグラドフがタイトル・ロールだというので注目してたのですが、なぜか、彼が出演しなかった最終公演のレビューが掲載されました。シェーファーがロッシーニ!というので話題になったベルリン国立歌劇場《イタリアのトルコ人》 (2008.6.22〜30 )です。若い歌手で初役、しかもタイトルロールなので、不調でも役に合わなくても、なんらかのコメントを書かないわけにはいかないが、さりとて、若い歌手をばっさり切って捨てるわけにもいかず、最終日の公演のレビューになったのか....と思ったり。というのも、普通は、はっきり「健康上の理由」で、とか「インフルエンザ」で、とか書きますが、「不調」というような言葉が使ってある上、「最初の歌手」と書いてヴィノグラドフの名前も書いてないんです。他のレビューでもほとんど触れられていませんし、書いてあっても、よくない...と一言コメントでしたから、ヴィノグラドフには歌唱的に無理な役だったということなんでしょうね。第二のレイミーにはなれませんでしたが、他の役で頑張って下さい......

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ジュネーヴ大劇場 4幕イタリア語版《ドン・カルロ》のカルロ完全版ハイライト★☆MP3 [ドン・カルロ]

9月6日に"espce2"で放送された《ドン・カルロ》のドン・カルロ(=ヴィットリオ・グリゴーロ)の部分の音声ファイルをアップします。21世紀の新しいタイプのドン・カルロ、レビューも上々、好評でした。

4幕イタリア語版《ドン・カルロ》ジュネーヴ大劇場 2008年6月26日ライヴ
ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ指揮
スイス・ロマンド管弦楽団、ジュネーヴ大劇場合唱団
Enrico De Feo演出
キャスト:
フィリッポ II:オルリン・アナスタソフ
ドン・カルロ:ヴィットリオ・グリゴーロ
ロドリーゴ:アンソニー・マイケルズ・ムーア
大審問官:クリスティン・ジグムンドソン
僧:Nicolas Testé
エリザベッタ:ミッシェル・カパルボ
エボリ:シルヴィー・ブルネット
テバルド:Teodora Gheorghiu
天の声:Svetlana Doneva
詳細は劇場サイト→ Grand Théâtre de Genève

アメリカのオペラフォーラムに26日の公演を見たレポートがありました。
『ヴィットリオ・グリゴーロは、申し分のないドン・カルロだった。高音もなんの問題もなかったし、エリザベッタとの最初の二重唱は横になって歌ったが、立派な歌唱だった。決してオーケストラにかき消されることのない魅力的な心地の良い声をしている。グリゴーロは、とても若くて、細く見えたが、それは、彼を傷つき易く弱々しく見せた。』まさに理想のドン・カルロじゃないですか。

また、過去記事で紹介したフランス語のレビューについて、助六さんがコメントを下さいました。ここに掲載させて頂きます。
『リンクされてる4評がすべて好意的、大変好評と言って構わないでしょうね。批評で声が足りんと言ってるのは一つもないし、「堂々たる声の真のヴェルディ・テノール」と言っているのもあった.....総じて声の魅力、感情表現の率直さが賞賛されているが、加えて「しかし通俗に陥らず」、ひいては「ベルゴンツィを思わせる旋律線のエレガンス」とまでブチ上げてるのまである。....』

★参考Don Carlo 楽譜
★1幕:サン・ジュスト修道院の中
サン・ジュスト修道院の聖堂、愛するエリザベッタった苦悩をいやすべく救いを求め祈るカルロ。
♪ドン・カルロのロマンス:Io l'ho perduta! Oh potenza suprema!....
5幕版1幕の「フォンテーヌブローの森」を削除した4幕版では、ドン・カルロの短いロマンスをサン・ジュスト修道院の場に挿入した。細かな装飾的フレーズを取り除いて、一段と簡潔なものに改められている。《アイーダ》のラダメスの"Celeste Aida"を予告している....そうです。

そこに親友のロドリーゴがやって来て、再会を喜びあう。悲しみに沈むカルロにわけを尋ねる。カルロは、自分の母となってしまったエリザベッタを今でも愛していると悩みを打ち明ける。驚いたロドリーゴは、このままでは大変なことになると心配して、このことは国王には秘密にして、一緒にフランドルに行く許可をもらンを改めてかみしめる。
♪永遠の友情を誓い合うロドリゴとカルロの二重唱

■サン・ジュスト修道院の前の広場
 当時のスペインでは、王妃以外の女性は、修道院に入ることを許されていなかったので、宮廷の女官や侍女たちは、外の広場で待っています。ここに現れたエボリ公女は、サラセンの古い歌を歌います。《ドン・カルロ》の中で、唯一,明るく楽しいナンバーです。
王妃エリザベッタは礼拝を終え広場に出てきます。そこにロドリーゴが、パリからの母上様からの手紙をお預かりして参りました、と一通の手紙を渡すと同時にカルロからの伝言を手渡す。そして、カルロに会って欲しいと頼みます。エリザベッタは、愛する人の継母になってしまった今、再び会うことの心の動揺を抑え人払いをして、カルロと二人きりで会います。カルロ登場。
♪エリザベッタとカルロ(ここが横になって歌ったってとこです)
 「王妃にお願いがあってまいりました...国を離れてフランドルに自分を派遣してくれるように国王に口添えして下さい....」エリザベッタは承諾して、よそよそしい態度ですぐに立ち去ろうとします。優しい言葉の一つもかけてもらえないことにショックを受け、そんな冷たい人だったとはと恨み言を言いながらも、思わず彼女への想いを口に出してしまいます。「愛している、あとは野となれ山となれだ!」とエリザベッタを抱きすくめるカルロ。「父上を殺して私を奪いなさい!」と毅然と拒絶するエリザベッタ。カルロは、恐怖と絶望におそわれ、「呪われた息子だ!私は...」と走り去る。

★2幕:王宮内の王妃の庭園
 「真夜中に、王妃の庭の月桂樹の下で、待ってます....」この手紙でエリザベッタが待っていると早とちり、それはそうでしょう、エボリが呼びだしたなんて夢にも思わないのが当然。
♪カルロとエボリ....ロドリーゴ
"A mezzanotte, ai giardin.."

 ヴェールを被っていて顔がわからなかったとは言え、頭っからエリザベッタだと信じてますから、エボリがやって来たとたんに、エリザベッタへの熱い想いをぶちまけます。こんなに愛されているのは、なんて幸せ.....永遠の恋に結ばれましょう..とヴェールをとるエボリ。そ、そ、そんなぁ....人違いに気づいてうろたえるカルロ。しどろもどろで、あんまり美しい夜なので、二人ともおかしな夢を見たのですよ...とごまかしますが、そこは鋭い女の勘、あの燃える恋の言葉は、誰のために...わかったわ、あなたは王妃を愛しいるのね! とカルロの言い訳なんか耳に入りません。
 何を言ったんです...とロドリーゴ登場。カルロの王妃に対する恋慕の情をエボリに悟られたことを知って困惑するロドリーゴ。エボリとロドリーゴの腹の探り合いの言い争いと、ひたすらなんてことをしてしまったんだ..と後悔するカルロの三重唱。
♪カルロ、エボリ、ロドリーゴ
"Ed io, che trmava al suo aspetto!..."
聖女気取りの王妃の前でびくびくすることなんかなかったんだ!....(つまり、エボリは国王の愛人だったので引け目があったんですね)...嫉妬に燃え、国王になにもかも暴露してやると息巻くエボリ。あまりの剣幕にこのままでは大変なことになると、口封じにエボリを始末しようと剣を抜きますが、カルロはそれを必死で止めます。エボリは強気で、あら、刺さないの?...と挑発しますが、ロドリーゴも、おもいとどまり、神の御心にゆだねよう!と剣を捨てます。
 えせ息子のカルロめ!と嫉妬に燃え復讐を誓うエボリ、喋ったら大変なことになるぞ!とエボリを脅すロドリーゴ、すべてを知られてしまったどうしよう!と苦悩するカルロ.....一触即発,緊迫の頂点で熱気に満ちたドラマティックな音楽が繰り広げられます。エボリは怒り狂って退場。
 ロドリーゴは、危険を感じて、大事な手紙とか書類を全部自分に渡して欲しいと頼みます。さっきエボリから、ロドリーゴは国王の側近になったと聞かされたばかりだったので、躊躇します。私を疑うのですか!と落胆するロドリーゴ。君は私の支え、私の希望だ...と彼を信頼して、重要書類をを渡します。二人は、お互いの友情を再確認して抱き合います。「友情のモチーフ」が高らかに鳴り響き幕。

■大フィナーレ:Autodafèの場(異端者火刑の場)
マドリッド中心部にあるアトーチャ聖母大寺院前の広場、中央には、異端者処刑のための火刑台が作られている。群衆の中を修道僧たちが、死刑を宣告された異端者たちを引きつれ、暗い不気味な葬送行進曲風の音楽にのって登場。つづいて王妃を先頭に廷臣たちの行列。
 王家の伝令(テノール)の布告。やがてきらびやかな王冠をいただいて威厳をただした国王が歓声に迎えられて姿をあらわし、「みなの者よ、この王冠を与え給う神に誓いを立てた、これにそむく者には剣と焔の復讐を!」と。一同、ひれ伏す。国王は聖堂の階段を降り、エリザベッタの手をとり行進を続けます。
♪カルロ、フィリッポ、エリザベッタ
 そこに、フランドルの使節がカルロの先導で姿を現し、国王の足もとにひれ伏す。あなたの息子がフランドルの使節を連れてきました...とカルロ。6人(バス)のフランドルの使節は、祖国の窮状を直訴、自由を嘆願します。
 国王は、訴えを退け、この反逆者どもを逮捕せよ!と衛兵に命じ、そのまま行進しようとします。しかし、「フランドルとブラバントの地を私にお譲り下さい....」とカルロが国王の前に立ちふさがり、「神も照覧あれ、君らを救うぞ、高潔なフランドルの民よ!」と剣を抜きます。王子ご乱心!と一同はいっせいに驚きの声をあげます。フィリッポは動揺を隠し、冷然として、王子の剣を取り上げよ!取り押さえろ!と命じますが、誰一人動こうとしません。何と!誰も出ないのか!皆しりごみして動こうとしません。その時、カルロの身を案じたロドリーゴは、カルロの前に進み出て、剣を渡すように促します。カルロもおとなしく従い、ロドリーゴに剣を渡し、ロドリーゴはその剣を国王に差し出します(友情のモチーフ)。彼の勇気ある行為に、国王は即座にロドリーゴを公爵に昇進させることを宣言します。(カルロは、反逆罪で逮捕され牢獄に入れられます)
 国王と王妃、お付の者たち一同は火刑台の見物席に着席。火刑台の炎は強くなり、そこに天から来世の平和を約束する声(舞台裏のソプラノ独唱)が響きわたり、処刑される人々の魂を慰めるが、群衆は燃えさかる火に熱狂するのでした。幕。

★3幕1場:ドン・カルロは登場しないので割愛
参考:★フィリッポのアリア〜大審問官との問答  ★むごい運命よ(呪われし美貌)

★3幕2場■獄中の場
♪カルロとロドリーゴ
Son io, mio Carlo
 反逆罪で牢に入れられたカルロのもとにロドリーゴがやって来る。カルロは会えたことを喜ぶのだが、「もうなにする気力もない、エリザベッタへの恋に苦しみぬいて死ぬだけだ、あとは頼む..」とあきらめている。「こんな所からは,早く出なければいけません。私は、あなたを救ったのです...」とロドリーゴ。「えっ、どういうことですか?」とけげんそうに尋ねるカルロ。「おぉ、カルロ、お別れを言いに来ました。
Per me giunto il di supremo〜Io morrò, ma lieto in core
 今日は私にとって最良の日です。この世ではもうお会いすることはないでしょう。神が天国で引き合わせてくださるでしょう。なぜ泣くのですか? あなたのために死ぬことは私にとって喜びです。元気をだして下さい。」「なぜ、死ぬ話しばかりするんですか?」 とカルロ。
 「時間がありません、聞いて下さい、フランドルを煽動する反逆者、それは私ということになりました....反逆者は私だと思わせる証拠の書類を自宅に置いてきました。いまごろはきっと私の首に賞金がかかっているはずです。あなたはフランドルのために、この仕事をやり遂げてください、私はあなたのために死ぬのです。」
(2発の銃声)
 「あぁ、誰を狙ったんだ!」とあたりを見回すカルロ。 ロドリーゴは撃たれて倒れます。「私が標的です、国王の復讐は素早いのです。」
O Carlo, ascolta, la madre t'aspetta
 「おぉ、カルロ,母上が明日、サン・ジュストの僧院でお待ちです。私は死にます。喜んで死んで行きます。スペインにあなたという素晴らしい希望を残して、カルロ、私を忘れないで下さい、フランドルを救って!さようなら、カルロ!」 息絶えるロドリーゴ。カルロは、絶望してロドリゴの遺体の上に倒れ伏すのでした。
■暴動
 フィリッポと貴族たちが入ってくる。「カルロよ、そなたの剣を返すぞ」とフィリッポ。「父上の手は血塗られている。恐ろしい!ロドリーゴは、私を救うために命を捨てたのです!もう、あなたの息子ではありません...」とカルロ。「死者は帰ってこないのだ....」とロドリーゴの遺体をみつめてつぶやくフィリッポ。
 そこに民衆がなだれ込んで、それに紛れ込んだエボリが王子を救え!と口々に叫ぶ。そのどさくさに紛れてエボリはカルロを逃がす。騒ぎのさなか大審問官登場。神を恐れぬ暴徒ども!膝まずけ!膝まずけ! たじろぐ民衆。大いなる神に栄光あれ!とフィリッポと大審問官。国王万歳!と貴族たち。お許し下さい!と民衆。幕。

★4幕:1幕1場と同じサン・ジュスト修道院の中
重々しい悲劇的な前奏で幕が開く。
■エリザベッタが、もの思いに沈んでゆっくり登場
カルロ5世の墓の前に一人たたずみ、カルロを待っている。
Tu che le vanita'「世の虚しさを知る神よ」
 ロドリーゴと約束したように、カルロへの愛をあきらめ、母としてのつとめを果たします...幸せだったフランスでの若き日を回想しながら、もはやすべての夢も喜びも失ってしまったわが身の悲しさを嘆く
■カルロ登場
♪カルロとエリザベッタ
 カルロもやっとエリザベッタへの愛を諦める決心をします。
Ma lassu' ci vedremo〜O,ciel(最後)
 さようなら母上! さようならわが子よ!...とお互いにもっと楽しく暮らせる国、天国で会いましょうと別れを告げます。
■フィリッポと宗教裁判長が登場
二人の様子を見たフィリッポは、自分の義務を果たすぞ、とエリザベッタの腕をとらえ、大審問官はカルロの逮捕を命じる。カルロは、剣を抜いてその場を逃れようとする。
 その時、ジャーン!ドラの一撃とともに、不意に祖父カルロ5世の姿で、しかもそっくりの声の修道僧が現れ、地上の苦しみは、ここで終る、神のみもとでしかやすらぎはない!...とカルロを修道院の奥に連れ去る。一同、驚きと恐怖に立ちすくむ。カルロ皇帝の声だ!と大審問官。父上!とフィリッポ。「おぉ,神さまぁ! O, ciel!」とエリザベッタの悲痛な叫びとともに幕が降りる。

関連記事:グリゴーロのドン・カルロ  本館《ドン・カルロ》関連

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ジュネーヴ大劇場《ドン・カルロ》ORFで放送:グリゴーロの"カルロ"ハイライト版 MP3 [ドン・カルロ]

祝♪Espace2での放送、やっと正式発表!9月6日(土)19:00〜 ★日本時間:9月7日(日)2:00〜(2008.9.2追記)
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※おまけの音声ファイルアップしました。同時期のロンドン、コヴェントガーデンの公演です。(2008.9.2)
 スイスの放送局Espace2で、9月6日に全曲放送がある予定ですが、一足先にオーストリアの放送局ORFが、ハイライト放送してくれました。
 Michael Bleesの"Apropos Oper"という音楽番組で放送枠は1時間半ですが、もう一つ、2007年デンマーク王立劇場の《ドン・カルロ》も同時に放送しましたので、かなりの抜粋版でした。しかし、嬉しいことにジュネーヴ大劇場《ドン・カルロ》に関しては、ドン・カルロのハイライト版というおもむきでした。右の写真をクリックするとプログラムにリンクしています。
 《ドン・カルロ》のドン・カルロはタイトルロールとはいえ、歌唱的には影が薄い役です。しかし、今回の放送は、どうやらドン・カルロをメインに抜粋したようなかんじでした。ヴィットリオ・グリゴーロの祝!初役ということだったのかしら.....粋な計らい....
 私の場合、《ドン・カルロ》は、ルッジェーロ・ライモンディが、弱冠26才でフィリッポを歌い、その後も主要なレパートリーにしていましたので、けっこういろいろ聞いていますが、ドン・カルロをメインで聞くのは、はじめてかもしません。音声ファイルをアップしますので、お楽しみ下さい。

イタリア語4幕版《ドン・カルロ》6月28日ライブ:グリゴーロの"ドン・カルロ"ハイライト版
★1幕2場 サン・ジュスト修道院:
ドン・カルロのロマンス:Io l'ho perduta! Oh potenza suprema!....


5幕版1幕の「フォンテーヌブローの森」を削除した4幕版では、ドン・カルロの短いロマンスをサン・ジュスト修道院の場に挿入した。細かな装飾的フレーズを取り除いて、一段と簡潔なものに改められている。《アイーダ》のラダメスの"Celeste Aida"を予告している....そうです。

★おまけの音声ファイル:
カレーラス
最近は5幕版が主流なのか、このタイプのロマンツァはなかなか聞くチャンスがないようです。1977年同じジュネーヴ大劇場、カレーラス、リチャレッリ、ライモンディというキャストで、みんな若い、カレーラスはグリゴーロと同じ年の時です。
キャスト詳細は→ジュネーヴ大劇場 Grand Théâtre de Genève 主な公演 1977ー1986


★2幕マドリード王宮内の王妃の庭園:
カルロ、エボリ、ロドリーゴ:A mezzanotte ai giardini della Regina...

詳しい内容は→1989年メト《 ドン・カルロ》他-4-★☆MP3 カルロ,エボリ、ロドリーゴ

★4幕サン・ジュスト修道院:
エリザベッタとドン・カルロ:È dessa!.....

ドン・カルロは、フランドルへ出発する前にエリザベッタに最後の別れを告げ、永遠の愛を誓う。
詳しい内容は→1989年メト《 ドン・カルロ》他-9-★☆いよいよ最後☆めずらしい終幕もアップ


ヴィットリオ・グリゴーロは、声の魅力と、感情表現の豊かさが特徴でしょうか。13才の時に本当に短いフレーズを歌ってパヴァロッティを感動させたというのを実感できました。

演奏:ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ指揮/スイス・ロマンド管弦楽団、ジュネーヴ大劇場合唱団
キャスト:オルリン・アナスタソフ(フィリッポ II)/ヴィットリオ・グリゴーロ(ドン・カルロ)/アンソニー・マイケルズ・ムーア( ロドリーゴ)/クリスティン・ジグムンドソン(大審問官)/Nicolas Testé(僧) /ミッシェル・カパルボ(エリザベッタ)/シルヴィー・ブルネット(エボリ)
詳細は劇場サイト→ Grand Théâtre de Genève


メモ:"Apropos Oper"という音楽番組、すっかり忘れていましたが、ルッジェーロ・ライモンディの65才の誕生日記念放送なんてのがあったんですね。オーストリアの日曜日の昼下がりの企画もののオペラ番組、今後もなにかあるかもしれませんから要チェックですね。
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villazon_doncarlo.jpg★おまけの音声ファイル:(2008.9.2追加)
同じ時期のロンドンでの公演:ドン・カルロ=ビリャゾン

 マドリード王宮内の王妃の庭園の場
三重唱の後の拍手がなかった....ロンドンでは拍手無しが定番?
 サン・ジュスト修道院フィナーレ
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パッパーノ指揮:Villazón/Ganassi/Tiliakos/Poplavskaya /Furlanetto(2008.6.28録)

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ジュネーヴ大劇場《ドン・カルロ》9月6日放送予定! [ドン・カルロ]

緊急のお知らせ!
《ドン・カルロ》放送 Ö1 Programm So, 31.08.2008:オーストリア現地時間:8月31日(日)15:06〜

日本時間:8月31日(日)22:06〜 抜粋みたいです(2008.8.31追記)

 6月16日からの《ドン・カルロ》、最初の2公演は、ヴィットリオ・グリゴーロが、喉頭炎で休演するという波乱の幕開けでしたが、あとの4公演は、つつがなく終了した模様です。
Espace2の1年前のプログラムでは、28日に放送されることになっていましたが、なぜか中止に。がっかりでしたが、どうやら9月6日に放送するようです。
Espace2:9月6日(土)ジュネーヴ大劇場《ドン・カルロ》午後7時〜放送(6月26日の公演)
右の画像をクリックするとプログラムが読める大きさになります。

 レビューも出そろい、かなり、印象的なドン・カルロで、歌唱についてもいろいろ書かれている(仏語なので想像ですけど)ようですので、ぜひとも聞いてみたかったので、とても楽しみです。
 レビューを見た(読めないので)かんじでは、フィリッポ II役の1976年ブルガリア出身のオルリン・アナスタソフは、好評価のようです。
 グリゴーロのドン・カルロは、今までのオペラ歌手の物差しではちょっとはかれないというようなかんじでしょうか。"Le lyrisme physique de Grigolo(26/06/2008)"というレビューは、ヴィットリオ・グリゴーロのことしか書いていませんが、やはり、ポップス界に進出していることが、強調されているようなかんじじゃないのかな...と思います。自分で聞いてみないと、全く想像できませんので、9月の放送が待ち遠しいです。

 右上の写真は、自宅で、お勉強中のようですが、《ドン・カルロ》の楽譜が置いてありますよ。ルッジェーロ・ライモンディによれば、新しい役は、5年くらいかけて準備することもあるようです。通常の舞台もこなしながらの準備ですから、なかなか大変なんでしょうね。オファーは受けたものの準備不足で、キャンセルということも実際にありますから。

関連記事:
《ドン・カルロ》ロールデビュー:ジュネーヴ大劇場2008.6.22〜
ルッジェーロ・ライモンディのジュネーブ大劇場公演記録
R.ライモンディは、ジュネーヴ大劇場とは、トラブルもありましたが、1977年《ドン・カルロ》、1980年《ファウスト》《ドン・ジョヴァンニ》、1983年《セビリアの理髪師》《フィガロの結婚》、1986年《ファルスタッフ》に出演しています。これらの全公演、ラジオ放送、あるいは、TV放送されています。
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グリゴーロ写真集:ジュネーヴ大劇場《ドン・カルロ》2008.6.22〜28 [ドン・カルロ]

4幕イタリア語版《ドン・カルロ》ジュネーヴ大劇場 2008年6月22〜28日 V.グリゴーロ写真集
ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ指揮
スイス・ロマンド管弦楽団、ジュネーヴ大劇場合唱団
Enrico De Feo演出
キャスト:
フィリッポ II:オルリン・アナスタソフ
ドン・カルロ:ヴィットリオ・グリゴーロ
ロドリーゴ:アンソニー・マイケルズ・ムーア
大審問官:クリスティン・ジグムンドソン
僧:Nicolas Testé
エリザベッタ:ミッシェル・カパルボ
エボリ:シルヴィー・ブルネット
テバルド:Teodora Gheorghiu
天の声:Svetlana Doneva
詳細は劇場サイト→ Grand Théâtre de Genève
※下の写真はクリックすると拡大しますが、面倒な方は、右上の写真をクリックしてください。
↑ autodafèの場面、フランドルの使者を従えたドン・カルロ、絵になってます。
グリゴーロの写っていない最後の4枚は、あまり大きくなりません。
※グリゴーロ関連の写真は、彼のHPにアップされたものです。
伝統的すっきり系で美しい舞台だとおもいます。
関連記事:
《ドン・カルロ》ロールデビュー:ジュネーヴ大劇場2008.6.22〜
ジュネーヴ大劇場《ドン・カルロ》9月6日放送予定!



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《ドン・カルロ》ロールデビュー:ジュネーヴ大劇場2008.6.22〜 [ドン・カルロ]

4幕イタリア語版《ドン・カルロ》ジュネーヴ大劇場 2008年6月16,19,22,24,26,28日
グリゴーロ(イタリア出身 31才)、アナスタソフ(ブルガリア出身 32才)、カパルボ(カナダ出身 年齢不明だが若い)と若者公演のようなキャストで、しかもグリゴーロとカパルボはロールデビューです。

ロベルト・リッツィ・ブリニョーリ指揮
スイス・ロマンド管弦楽団、ジュネーヴ大劇場合唱団
Enrico De Feo演出

キャスト:
フィリッポ II:オルリン・アナスタソフ
ドン・カルロ:ヴィットリオ・グリゴーロ
ロドリーゴ:アンソニー・マイケルズ・ムーア
大審問官:クリスティン・ジグムンドソン
僧:Nicolas Testé
エリザベッタ:ミッシェル・カパルボ
エボリ:シルヴィー・ブルネット
テバルド:Teodora Gheorghiu
天の声:Svetlana Doneva
詳細は劇場サイト→ Grand Théâtre de Genève
※昨年のシーズン発表の時は、ニコラ・ルイゾッティ指揮、エリザベッタは、クリスティナ・ガラルド・ドマスでしたが、その後、変更になった。
写真右上)初日の写真なので、グリゴーロはいないが、ドン・カルロ(代役)はいるのかな? スイスらしく小人症の人たちが活躍。
写真右下)グリゴーロのドン・カルロなんですが、リハーサルではなく本番の舞台です。それにしてはいつもの格好だわ。

DonCarlo_grigolo_geneve
 このブログを開設して、はじめての同時ネット追っかけですが、喉頭炎とかで、プレミエと2回目公演をキャンセル。こういうことは、ルッジェーロ・ライモンディ追っかけでさんざん体験済みですが、ちょっと勝手が違って、ネット上をあたふた.....グリゴーロのファンのサイトってのもいろいろあるんですが、メインはポップス系なので、オペラ関係の情報が、劇場のホームページとネット新聞に頼らざるを得ないということなんです。どこもそうですが、劇場のホームページは、16日と19日の降板の記載は、いまもってありません。
 結局、初日のレビューを見つけて、初日はミラノ出身のマリオ・マラニーニが代役に立ったということを知ったというわけです。
 その後のことは、 "Vittorio Grigolo chantera"という記事が掲載され、3回目の公演(22日)からは、出演できそうだということを知りました。グリゴーロのドン・カルロデビューは、ジュネーヴの人たちは、楽しみにしているようで、23日には、インタビュー記事(右の写真をクリック)も出ましたし、22日のレビューDu crossover à l’Escurialも出ました。記事は全部フランス語なので、ないよりはましという程度なんですけど。
右のサングラスの写真は、有名なサングラスRAY-BANのモデルをやってるってことかな.....どうやら、オペラとポップスの両立についても質問されているようだな...

★最終公演28日の放送はあるのか?!
1年前の放送プログラムには、スイスRSR-Espace 2で、28日の放送(日本時間:2008年6月29日03:00~)があることになっていましたが、どこを捜しても見当たりません。どうなっちゃったんでしょうね。ぜひとも聞いてみたいのですが.....9月に放送する予定なのかなぁ.....

★インタビュー記事2008.6.23:
Vittorio Grigolo vient mater «Don Carlos»やっと回復、若いイタリア人テノール、初タイトルロール
★初日のレビュー(グリゴーロは出演していない):
Tribune de Genève"«Don Carlos» se roule dans la splendeur musicale"
Le Grand Théâtre retrouve un «Don Carlos» haut de gamme
★レビュー:ヴィットリオ・グリゴーロのドン・カルロについて記載有り
Du crossover à l’Escurial
Nom de code : opération décibels(22/06/2008)
Mal parti, finalement Don Carlo triomphe.(27/06/2008)
Le lyrisme physique de Grigolo(26/06/2008)

★フィリッポ II役のオルリン・アナスタソフについての覚書:経歴
1976年ブルガリア出身のバス歌手。1999年の「プラシド・ドミンゴ国際オペラ声楽コンクール」1位。この時のコンクールでは、ビリャゾンとフィリアノーティが2位という、レベルの高いコンクールだったようです。2004年6月のジェノヴァ・カルロ・フェリーチェ歌劇場の《ナブッコ》はDVDで発売されていますが、フリッツァの指揮とアナスタソフのザッカリアに注目です。2007年10月には、パレルモ・マッシモ劇場来日公演で、《シチリアの晩鐘》のプロチダを歌いました。イタリアを中心にバス歌手の王道を歩んでいる期待の若手です。

余談:
ルッジェーロ・ライモンディもジュネーブ大劇場で、1977年にフィリッポ II役で《ドン・カルロ》に出演しています。その時のドン・カルロはカレーラス、エリザベッタはリッチャレッリでした。二人とも30才になるかならないかです。ちなみに、ライモンディのフィリッポ IIのロールデビューは、1968年27才の時です。(参考:ジュネーヴ大劇場 主な公演1977ー1986)


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