So-net無料ブログ作成
検索選択

DAS OPERNGLASのインタビューで気になること....Normaは誰!? [インタビュー&記事]

 DAS OPERNGLASのヴィットリオ・グリゴーロのインタビューは、なかなか興味深い内容でした。

 まず、一人っ子だと完璧に思い込んでいたのが、なんと三人兄弟だったこと。(お父さんの年齢から考えるとグリゴーロは末っ子でしょう...)

 それから、ポップのファンが待ち望んでいるCDの件は、「私の元エージェントとCD 会社の間で不一致があり.....」CDは録音済みだが、発売の見通しはたっていないということです。CD販売のための90日のプロモーションツァーは、オペラの舞台のために断った......ということと、未だに発売されていないことと関係があるのかどうかもよく分かりませんし、これは、もうちょいちゃんとグリゴーロ自身の説明責任があると思います。皆の期待を裏切る結果になっているのですから.....
 『一年半前にデッカでアリアのCDを録音した...』ということは、最初のリリース予定が2008年2月でしたから、録音はそれに間に合っていたというこじゃないですか。いやはやどうなっちゃってるんでしょう。いずれにしても、せっかく録音したものは、もめてないでさっさと発売するわけにはいかないのかしら....

 そして、このインタビューで、少なくとも今後5年間(2014年まで)はオペラに専念することを明らかにしています。これは、グリゴーロのオペラを楽しみにしている私には朗報です。

 それから一番気になったのは、次のレパートリーに関する発言の中の《ノルマ》の件です。
 『私たちはあまりにもたくさんのすばらしい声が消え去るのを見ています。ですが、私の身体が重い役を求めるようになった時には、徐々にレパートリーを広げることになるでしょう。今までに、このような観点から、承諾したものは、チューリヒの《ノルマ》です。それも、音響が非常に良い小さな劇場で、仲間と一緒にやれる作品だし、大声を出さない役だからです。録画もするはずです。』
 上演は、2011年の予定のようですから、誰がノルマなのか気になります。グリゴーロにポリオーネを歌わせるということは、ノルマも大物のはずです。ノルマはソプラノならば一生に一度は歌ってみたい究極の役ですから、もしかしてゲオルギュー....かもしれない...という考えが頭をよぎりましたが、あるフォーラムにノルマはフレミング?という記載がありましたので、それもありかも.....とちょっと調べてみました。

 調べて吃驚....全然知りませんでしたが、フレミングは、2010年にチューリヒで、そして、2011/2012シーズンにNYメトで《ノルマ》歌うことが決まっていたんです。しかもメトの演出は、あのロバート・ウィルソン。あのいつもの演出だったら、フレミングがOKするとも思えませんが.....
フレミングは、チューリヒとメトの公演の準備ために2008年8月のタングルウッド音楽祭Tanglewood Music Festivalで、《ノルマ》を演奏会形式で歌うことにしていました。ところが、2007年11月30日に、全部キャンセル、タングルウッド音楽祭は、《フゲニ・オネーギン》に演目を変更したのです。

*その時の記事:Soprano Backs Out of Met’s ‘Norma’  Renee Fleming opts out of 'Norma'

 しかし、《ノルマ》をレパートリーにしない...とは言っていませんので、説得上手のチューリヒのインテンダントのペレイラ氏に懐柔させられた可能性はないとも言えません。もしかしたら、ヴィットリオ・グリゴーロにポリオーネを歌わせるのもフレミング懐柔策の一つかも......なんて、私お得意の憶測ですけど。更に想像力をたくましくして、アダルジーザは、ケイト・オルドリッチ、彼女はボローニャ歌劇場でダニエラ・デッシーがノルマを歌った時のアダルジーザですし、ついでにオロヴェーゾはルッジェーロ・ライモンディ......あらら、昨年のWNOの《ルクレツィア・ボルジア》のキャストでいけるじゃないですか....

 いずれにしろグリゴーロのポリオーネは決まりでしょうから、ぜひぜひ、ベン・ハーのメッサラみたいな赤マントのあのローマ帝国の兵士の格好でお願いしたいです。

★Renée Fleming (1959.2.14)
nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 

nice! 1

コメント 4

babyfairy

フレミングと『ノルマ』ですか。本当、ワシントンのボルジアの時のキャストでいけそうですね。チューリッヒの場合は演出がややモダンなのが玉に傷なんですが、録画もすると言う事だし、ここはやっぱり、古典的な衣裳で、こってり古典的にやってくれると良いですね。

一人っ子じゃなかったと言うのもちょっと驚きです。でも、末っ子と言われればそうかなとも思えますけど。

しかし、これから5年間はオペラに専心、となるとポペラファンから嘆きの声が聴こえて来そうです(笑)。 ここはどうしてもメッセンジャーではなく、彼自身が釈明する必要がありそうですね。
by babyfairy (2009-07-05 09:46) 

ペーターのファンです。

ノルマも気になるところです。フレミングはどうなんでしょう、あの歌い方で。
ポリオーネは期待できますね。きっと素晴らしいことでしょう。
「ベン・ハー」ならメッサラのマントも良いですが、戦車競走の場面の衣装も好きなんです。あんな堂々たる衣装でも、ワシントンのフクレツィア・ボルジアの顔ぶれなら、全員似合いそうですし、古典の王道を行く演出でお願いしたいです。
by ペーターのファンです。 (2009-07-06 08:16) 

keyaki

babyfairyさん
一応全曲歌えるようですから、まったくのガセでもないかな...という気がします。
フレミングは、なにをやってもフレミング節なんでしょうけど、ルクレツィア・ボルジアのデュエットは、グリゴーロのお陰もあって、褒められてましたので、面白そうだと思います。
グルベローヴァのノルマも演奏会形式では、クーラがポリオーネ、アダルジーザがガランチャというなんともすごいキャスティングでしたが、舞台の映像は、トドロヴィッチだったかな....まあ、中堅どこのテノールで悪くはないという程度ですものね。
フレミングはいろいろ言われる割には人気があるのは、なぜなんでしょうね。
50才になる前にせっかく勉強したんだから、ノルマを歌いたい気持ちになったのかもしれません。

>一人っ子じゃなかったと言うのもちょっと驚きです。
そうなんですよ。どこにも兄弟の話題が今まで出てませんし....
お父さんの年齢を知った時に、あれま、ずいぶん年寄りっこだこと、これでは目の中に入れても痛くない可愛がりかたもわかるな...と思ったんです。
グリゴーロで三兄弟売り出す話もあったというところに、その時は3人ともかっこよかった...ということは、今では、お兄ちゃんたちは、中年太りしちゃってるってことなんでしょうね。

>これから5年間はオペラに専心、となるとポペラファンから嘆きの声

なんか、あのインタビューを無視しているようですけど.....
グリゴーロ自身が、どんな音楽にも挑戦できる環境は必要だけど、自分がやりたくてやるんじゃないとダメって言っていて、その結果、プロモーションツァーじゃなくてオペラの舞台を選んだということですから、ファンとしては、彼の意志を尊重して、サポートしてあげてほしいですね。
でも、 babyfairyさんがいつもおっしゃってますけど、クロスオーヴァー歌手が好きな人たちが、あまりにもオペラのことをしらなさすぎ...なのが困りますね。

でもCDは、ぜひ出して欲しいです。
過去のインタビューを読み直してみると、最初のリリース予定日の2008年2月にはすでにCDはでき上がっていたみたいです。今度のCDは全部自分の企画だし、ドミンゴとの二重唱もある....と言ってますから。
by keyaki (2009-07-06 15:16) 

keyaki

ペーターのファンさん
誰がノルマを歌うにしても、これは史上最高のポリオーネになりますよね。
ベン・ハーは、まだ映画館で映画を見る時代で、何度も今回がさよなら公演という宣伝に乗せられて、何度もさよなら公演を見ました。悪役のメッサラが好きだったんですよ。
最近のノルマのポリオーネは、ほとんど、今風の軍服なんですよね。やっぱり、兜に赤い羽飾り、生足に編み上げサンダル(グラディエータサンダルというらしい..)でお願いしたいですね。
by keyaki (2009-07-06 15:31) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0