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カレーラスのオペラ引退報道と今後の有力テノール(ビリャソン、フローレス、カウフマン、リチートラ、グリゴーロ) [インタビュー&記事]


急な代役を引き受けて、チャレンジだ!と張り切るグリゴーロ
2月28日にバイエルン国立歌劇場のLucrezia Borgiaに出演
 5月8日に英タイムズは、ホセ・カレーラス(1946.12.5)が、オペラからの引退を宣言した、と報じましたが、カレーラスのコメントが誤って解釈されたとして、「ホセ・カレーラス国際白血病財団(The Jose Carreras International Leukemia Foundation)」は、この報道を正式に否定する声明を発表しました。英語が母国語じゃないから誤解が生じたのかしら.....インタビューでちゃんとダメオシしなかったのかしら。
 オペラ歌手は、健康上の理由がある場合は別として、引退宣言はしなくていいと思いますし、そういう習慣もないでしょう。自然に....でいいんじゃないでしょうか。人気商売ですから。カレーラスは、実際には、すでにコンサートがメインでオペラにはほとんど出てないと思います。

 このカレーラスのオペラ引退宣言誤報に絡んでの"Los tenores que sucederán a Carreras, Pavarotti y Domingo"という記事に、毎度お馴染みの三大テノール(カレーラス、パヴァロッティ、ドミンゴ)に続くテノールは.....ということで、ヴィットリオ・グリゴーロの名前が挙げられています。スペイン語なので、こんなことが書いてあるかな...という程度なんですが、ちょっと紹介してみましょうか。アルバレス、クーラ、アラーニャより若い世代のテノールに関してです。

 『カレーラスが、オペラから引退して今後はコンサート活動だけにすると宣言したとタイムズ紙は報じたが、その24時間後には、財団が、間違った解釈による誤報であることを主張した。しかしながら、すでにカレーラスは、2001年以来オペラには出演していないし、オペラからの引退を否定しても、オペラ界では、ほぼ了解済みのこととされている。パヴァロッティはすでに故人であり、カレーラスは、コンサートツアーに専念。劇場は将来有望なテノールを探している。
 今現在、幸いなことに注目される歌手が存在する。まず、メキシコ出身のRolando Villazón (37才)は、ニューヨーク・メトと、ロンドンのコヴェントガーデンに最も頻繁に出演しているスターだ。1999年のオペラリアのコンクールで、いくつかの賞を獲得し"new Placido Domingo"として知られている。同年、ビリャソンはTeatro Municipalで《マリア・ストゥアルダ》を歌ったことは、興味を引くデータである。現在、ドイツ・グラモフォンと億単位の契約を結び、2006年サッカーワールドカップドイツ大会の際、プラシド・ドミンゴと共演した。
 南米からもう一人、ペルー出身の素晴らしいテノールJuan Diego Flórezがいる。36才のフローレスはDECCAと専属契約を結び、ニューヨーク・メト、ウィーン国立歌劇場、パリ・オペラ座の常連である。高音のアジリタが得意なことから" new Pavarotti"と呼ばれる。正当なイタリアの後継者として認められている。
 ドイツのJonas Kaufmannは、ビリャソンやフローレスと比べて知名度は低いかもしれないが、バッハから20世紀までの幅広いレパートリーを誇る。DECCAとEMIからCDをリリースしているし、見た目の良さもある。タイムズ紙は、彼について「すばらしく暗いかげりのある声のトーン」と「イタリアの典型」と評している。
 イタリアでは、 Salvatore Licitra (4140才)とVittorio Grigolo (32才)。リチートラは、2002年に病気のパヴァロッティの代役でニューヨーク・メトの《トスカ》に出演したことで注目された。ソニー・レーベルでCDをリリースしている。グリゴーロは、最年少(23才)で、ミラノ・スカラ座で歌った記録保持者であり、ミュージカルにも出演している。』

とまあ、こんなとこかな....よくわからないところは端折ったり、適当に書いてます。記事がリンクしてありますので、ひどい間違いがあれば、教えて下さい。

*スペインでは2001年3月11,15,18,21,24,27,30にリセウでの《サムソンとデリラ》が最後のオペラ出演となっていますが、実際には、東京での2002年7月6,9,12日の《スライ》が最後のオペラ出演だと思います。そういえば、2002年11月のレンディーネ作曲オペラ《ロマンツァ》の世界初演も当初は、カレーラスの予定でしたが、グリゴーロが歌っています。

こういう話題はよく見ますが、グリゴーロ以外の4人は、年齢的には、すでにキャリアの中盤にさしかかっているので、将来がどうなるのか楽しみなのはグリゴーロだけでしょう。本人が、先のことは分からないよ...とか、さめたことを言ってますが、オペラに情熱を燃やしていることは確かですし、チャレンジ精神も旺盛なので、今後の動向が楽しみな歌手であることは間違いないでしょう。

参考(年齢は5月16日現在):
Vittorio Grigolo ヴィットリオ・グリゴーロ:1977年2月19日-イタリア(アレッツォ):32才
Juan Diego Flórez ファン・ディエゴ・フローレス:1973年1月13日-ペルー(リマ):36才
Rolando Villazón ローランド・ビリャソン:1972年2月22日-メキシコ (メキシコシティー):37才
Jonas Kaufmann ヨナス・カウフマン:1969年7月10日-ドイツ(ミュンヘン):39才
Salvatore Licitra サルヴァトーレ・リチートラ-スイス(ベルン):1968年8月10日:40才
※カウフマンは、公式には隠しているので正しいかどうかは知りません
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コメント 12

ペーターのファンです。

いやいや、今後最大の注目株はヴィットリオ・グリゴーロでしょう。他の4人はそれぞれ人気も実績もあるとしても、やはりイタリアオペラのスターに必須の明るさと華がちょいと不足気味と感じます。ヴィリャソンとかカウフマンとか、暗めの声とかかげりのある声とか言われているようですが、テノールらしい華やかさが決定的に足りないと思います。

明るさと華は持って生まれたもので、こればっかりは努力でどうにもなりませんが、グリゴーロは何の不足もないですよね。ところで、この話題にフィリアノーティが抜けているのはちょっと不満とも不思議ともつかない感じです。

by ペーターのファンです。 (2009-05-17 21:19) 

babyfairy

『スター』とは、一流歌劇場にレギュラー出演し、更にそれらの公演へ名前で人が呼べると言う事ですよね。

それで行くと、ヴィラリャソンとフローレスは、本人達のネームバリューだけで人が呼べる、と言う点ではスターと言えると思います。

しかし、ヴィリャソンの最盛期は残念ながら2007年迄で、暫くは人気でなんとかなるとしても、おそらく、今回の休業以後も以前の輝きを取り戻すのは難しいのではないかと思われます。

またフローレスの場合も『将来有望』ではなく、今既にスターとして活躍中です。何故今頃この中に入っているのか判りません。それにいくら待っても、マントヴァですら『声に悪影響を与える』とレパートリーから外したフローレスがロドルフォやアルフレード、カラフなとを歌うようになる事は無いでしょう。パヴァロッティの後継者と言うのは『トニーとして』であって、レパートリーに被るものもあるとは言え、オペラ界での位置としてはむしろ、クラウス的な位置にある歌手だと思います。

更に正直言って、リチトーラはこの2人からはかなり見劣りします。リチトーラ迄入れるなら、やっぱりフィリアノーティも入れて欲しかったですね、カウフマンは成長株かもしれませんが、果たしてヴィリャソンやフローレス並みに名前だけでチケット売切れに出来る程の人気や華が出て来るかどうか。

やっぱりこの中で、真の意味で『将来、華のあるスター・テノールとして有望』なのはグリゴーロ君くらいのような気もしますね。
by babyfairy (2009-05-18 05:26) 

keyaki

ペーターのファンさん、 babyfairyさん
この記事を書いた記者の独断と偏見で選んでいることは明らかですが、リチートラが入っている理由は、パヴァロッティのドタキャンをカバーしたことによるものでしょうね。実力云々よりも、フィリアノーティは、こういう話題がないってことでしょう。 グリゴーロは、スカラ座最年少出演という記録がまだ破られていない..ということなんでしょう。

それにしても、最近のカウフマン人気はなんなんでしょう。ほとんど40になって、話題になる歌手って、普通はないでしょう。10年遅いぞ!でしょ。CD屋が作った人気だとしか思えませんけど。
たまたま、ライモンディと一緒にウィーンでトスカに出演しましたので、一応、レビューにも目を通しましたが、非常に良い、でもそれだけって感じです。
つまり、グリゴーロの場合のレビューは、評論家の皆さん、全面的支持ではなくても、なんかすごいの見ちゃったよ、聞いちゃったよ...という感じで非常に興奮して書いるのが伝わってきますが、カウフマンにはそういうものが、全くない、ゼロです。彼にとってオペラは情熱の対象ではなく、ビジネスということかな。私には、そういう歌い方にしか聞こえないから、つまんない....
ライモンディファンの反応にしても、グリゴーロのジェンナーロの時は、素晴らしいテノールだった...と興奮気味に語っていましたが、カウフマンについては、無視か、ヴェリーグッドだけど、あの声は暗すぎて私の好みではない....ということでした。
ドイツ人なのにイタオペが好きっていうのも、グリゴーロの好きとは全然違う意味の好きなんでしょうね。イタオペの方が需要があるからじゃないかな。だってどう転んでもイタリアの伝統的テノール声じゃないでしょう。

よそさまのブログで見ましたが、ポスト三大テノールは、アラーニャ、フローレス、カウフマンだそうです。アラーニャを入れるんだったら、アルバレスが入ってないとね。クーラは指揮だとか写真だとかやってるから除外らしいです。何言ってんだか、じゃドミンゴはなんなのさ....(笑
この記事は5人名前を挙げてますが、3人だとビリャソン、フローレス、カウフマンになるのかな。
by keyaki (2009-05-18 16:27) 

euridice

心に響くのは私もグリゴーロです。iPodにカウフマンのかの「星はきらめき」(ユーチューブから)が入っていたので、久しぶりに聴いてみました。女性の心を奪うテノール声とは思えませんでした・・歌い方もなんだか・・ねぇ・・ 
by euridice (2009-05-19 00:27) 

Yuhko

蛇足:リチートラ今年41歳になるけど、まだ、40才今のところ、まさか、スペインで、数え年のはずは、ない・・・ですよね!!

by Yuhko (2009-05-19 03:35) 

keyaki

euridiceさん
>カウフマンのかの「星はきらめき」
きらめいてないとおもいます。
ここにきて騒いでる理由がわかりませんが、今後、ワーグナーの諸役を次々に歌う予定のようですから、ますますよくわからん歌手ですね。ミュンヘン出身で、大学もミュンヘンのようですが、バイエルンで育てるつもりがなかったのか、そんな器ではなかったのか.....やっぱり10年遅いんじゃないのかな.....テノールの10年ってすごく重要でしょう。

by keyaki (2009-05-19 16:20) 

keyaki

Yuhkoさん
>スペインで、数え年のはずは、ない・・・ですよね!!
数え年の習慣って、どこの国であるんでしょうね。
ヨーロッパでは、誕生日をすごく大切にしてますから、ない・・・でしょう。
数え年ってつまりは、生まれた時、すでに1才で、あとはお正月に年をとるってことですよね。なかなか合理的なような感じもしますが....
これが子供の頃はなかなか理解できませんでした。
さすがに日本でも数え年はすたれちゃってませんか。使うとしたら明治生まれの人くらいかな.....私の祖父母の代くらいまででしょう。

リチートラの生年月日は....調べてきました....1968.08.10-なんですね。だとするとまだ40才。
ビリャソンは、1972.2.22なので 37才であってますし、グリゴーロも32才であってますし、フローレスは、1973.1.13-で36才となってますし、カウフマンの誕生日は分かりませんが、1969年生まれで39才ってなってますから、数え年ってことはないですね。従ってリチートラの年齢は、明らかに間違ってますね。
それから気になったのは、リチートラってスイス生まれなんで、スイス出身とか書いた方がいいですよね。

最近は、生年月日を隠すというか明記しない歌手が多いので、ほんと、面倒です。調べ回っても分からないことが多いんですよ。どうして隠すんでしょう。
by keyaki (2009-05-19 20:49) 

サンフランシスコ人

サルヴァトーレ・リチートラは、サンフランシスコ歌劇場管弦楽団の今年1月のコンサートを降板しました。

http://www.sfgate.com/cgi-bin/article.cgi?f=/c/a/2008/12/03/DDSV144B8F.DTL

http://www.sfgate.com/cgi-bin/object/article?f=/c/a/2008/12/03/DDSV144B8F.DTL&o=1

by サンフランシスコ人 (2009-05-21 05:39) 

keyaki

サンフランシスコ人さん
リチートラは、同じ頃のメトのトロヴァトーレをキャンセルして、その代わりにM.アルバレスがマンリーコを歌って、M.アルバレスが歌うことになっていた、アドリアーナ・ルクヴルールを指揮することになっていたドミンゴがマウリツィオを歌って.....という玉突き型キャスト変更もありましたね。
背中って....腰痛とかは職業病のようなものですけど....背中ってなんでしょうね。長旅ができないってことなんでしょうね。ヨーロッパでオペラに出演しているようですから。
by keyaki (2009-05-21 10:38) 

サンフランシスコ人

1月だと日本からサンフランシスコまで約8時間ですが、ヨーロッパからだと2倍かも...
by サンフランシスコ人 (2009-05-22 08:06) 

うさ

トラックバックありがとうございました♪ オペラに関してド素人の私のページからこんな立派なページにとばせていただけるなんて…!と恐縮しておりますが(汗)。

歌手の名前は正直よくわかりません。上記の人で知っていた人は、フローレスとリチートラのみ。しかも実際に聴いたわけでもなく名前しか知りません。そして、なぜか本日3度くらいにわたり、ヴィットリオ・グリゴーロの名前を見かけてこちらでだめ押し。覚えさせていただきました(笑)。それだけ話題になっている方なのでしょうね。

こちらに書き込むこともちょっと恐縮気味でございますが、どうぞ宜しくお願いいたします☆

niceつけちゃいましたけれど、もしかして不要でしたら、はずしてください(大汗)。
by うさ (2009-05-31 01:26) 

keyaki

うささん
>上記の人で知っていた人は、フローレスとリチートラのみ
なるほど、なるほど、二人ともけっこう来日してますからね。

>なぜか本日3度くらいにわたり、ヴィットリオ・グリゴーロの名前を見かけてこちらでだめ押し
それって、全部私の記事か、babyfairyさんでしょう。(笑)
グリゴーロは、日本では無名なんですよ。

niceありがとうございます。
また、時々覗いて下さいね。

by keyaki (2009-05-31 10:18) 

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